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登山靴の選択方法

登山靴の選択方法

■ 初めて登山靴を購入する方へ重要なお知らせ

 登山靴を初めて購入する際は、必ずお店に行って実際登山靴をはいて、歩いて、しゃがんで、登って降りて、座って、靴ひもを結んで、試してください。また、普段スニーカーやヒールしかはかない場合は、自分の足の大きさがわかっていない場合が多いです。お店に行って、自分の本当の足の大きさや左右の足の大きさの違いをしっかり認識して、足形(幅広、幅狭、足の指の形状等)をお店の人と相談して購入しましょう。初めて購入する場合は、絶対にインターネットショップで購入することは避けましょう!

基礎情報

■ 登山靴の各部位名称

登山靴の各部位名称
・タン:足のすね保護するもの。透湿性防水素材の靴では、このタンにも防水フィルムが入っているので、靴の中に水が入るのを防いでいます。
・アッパー:化学繊維、皮、その2つのコンビネーションがある。
・靴ひも:自分の足にフィットさせるためのひも。平型と丸型、長さも様々なものがある。靴ひもが切れたら、同じ長さのひもを購入するようにしましょう。また、BOAシステムという靴ひもではなくて、ワイヤーをダイヤルで回してフィットさせるシステムもあります。
・金具(フック):靴ひもを通す金具。穴に通すタイプ、引っかけるタイプがあります。
・コバ:靴を保護し、クランポンを設置する場所。ワンタッチのクランポンは、つま先とかかとにコバが必要です。
・ランドラバー:特に防水が必要な個所の防水性を高めることと、岩や土壌から硬いラバーで足を保護する。
・ミッドソール:衝撃を吸収、でこぼこな登山道から足裏を保護する。
・(アウター)ソール:靴の底面。登山道や岩との摩擦を作る。ビブラムソールか共同開発する場合がほとんど。
・(インナー)ソール:靴の中に入れる中敷き。目的によって3つのタイプあり。
・保温材:主に雪山登山靴に編み込んである保温材。シンサレートが有名。保温材が入ると乾きにくくなるので、濡れには要注意。

■ About “Foot wear”とは

 登山靴、軽登山靴・トレッキングシューズ、アプローチシューズ、雪山登山靴、ランニングシューズ、クライミングシューズ等、使う時期やアクティビティによって様々な種類があります。足の保護、運動性の向上を目的に様々なタイプの登山靴があります。
 それぞれのアクティビティに最適な登山靴を選ぶようにしましょう。足の保護だけではなく、疲れにくさ、雨風の環境への対応、安全性の向上、運動性の向上等、 目的に合った靴を選ぶことは、スポーツを楽しむ第一歩になります。

使用目的と選択のポイント

■ 一期一会

 登山靴は出会いです。自分に合った登山靴は、乾燥、ドロのふき取り等しっかりメンテナンスして、ほんとうに大切にしましょう。登山靴店で試しに30分〜1時間、店内をいくら歩き回ったとしても、20kgの荷物を背負って荒れた登山道を歩くシミュレーションにはなりません。自分に合った靴を大事に長く使うために、定期的なメンテナンスは欠かせません。
 また、普段履き慣れた靴でも体調や登山道によってマメができることもあります。1泊以上の登山の場合は、靴下の替えやマメ防止のパッチ等を持ち歩きましょう。

■ 選択のポイント

(1) 登山靴の重さ

 目的によって様々です。夏山登山靴でも、北アルプスの岩場の長期縦走ならば、靴底が硬く、つま先に体重をのせハイカットのモデルを選びましょう。だいたい600g〜800gが目安です。
 雪山登山靴だと片足の重さが1000g程度(850g〜1100g)が一つの目安になるでしょう。防水透湿素材のレイヤーやシンサレートやウールの保温材が入っているために、重たくなります。

(2) サイズ合わせ

 つま先を靴の先まで入れて、かかとの空き具合でサイズを調整します。座って比較的しっかりひもを締めて、つま先を軽く蹴って足先を十分靴の中に入れます。かかとの空きは、夏山登山靴だと0.5〜1cm程度、雪山登山靴だと1〜1.5cm程度が目安です。必ず両足試して、0.5cm刻みの前後のサイズを試してください。
 お店で合わせたときは大丈夫でも、実際に山に行ったら小指が痛くなった。という経験は誰にでもあります。せっかく、選りすぐって選択した登山靴なので、靴下を変えたり、インソールを変えたりして試してみてください。アウトドアショップによっては、登山靴を持ち込んで、靴の一部を広げてくれるサービスをしているところも少なくありません。購入時に確認しておくと安心です。

(3) カットの形状

 くるぶしの保護、足首の固定するミドルカットやハイカット。逆に歩きやすさを重視したローカットのモデルがあります。
 ミドルカットやハイカットは、足首を保護するために長靴のような形状をしていますが、足首が固定されたような状態になるため、慣れないと歩きにくく、普段使わない筋肉を使うのでとても疲れることがあります。ローカットのモデルは普段のスニーカーのような形状なので非常に歩きやすく足首も自由に動かせますが、足首をひねりやすく、長時間行動するには多少の慣れが必要です。

(4) 機能

 ゴアテックス等の防水や透湿性。保温性、耐衝撃吸収、速乾性など。

■ 使いこなすために

(1) オプションインソールの利用

 耐衝撃性のクッションタイプ、身体を支えるカットタイプ、保温性を高めるタイプ等がある。カットタイプは比較的硬いものが多く、慣れないと足の裏を痛めやすい。まずは、靴に標準で付属しているインソールを使ってみて、オプションを利用しよう。

(2) 靴ひもの締め方

 足首までは登山道の傾斜によって、登りや平地では比較的緩くでも良いが、下りはピッタリフィットさせないと足の指が靴のつま先に当たり爪を痛めやすい。足首をしっかり締めることによって、靴と足のブレを軽減する。足首より上は、岩場やザレ場等では足をひねることがあるので、しっかり締める。

(3) 靴下の選択

 かつては靴の保温性が低く硬かったため、靴下の2枚履きが主流であった。近年の登山靴の保温性の向上、しなやか・やわからさが良くなったため、中厚の靴下1枚でなんら問題ないだろう。ただし、汗の対処、5本指ソックスの利用など、好みで2枚履きを選択しても問題ないですが、靴下の素材によって靴と足の間で隙間が空いたり、ずれやすくなって固定しにくくなりやすいので気を付けてください。

(4) メンテナンス・保管

 暗所・乾燥した場所が基本です。砂・土をブラシできれいにして、少し湿らせた布で汚れをふき取ります。水洗いはNGです。

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■ エキスパートアドバイス

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