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クライミング上達のコツ

こちらでは、クライミング上達のコツについてご紹介いたします。

■ ジムに週1〜2日通おう

クライミングで使う筋肉というのは、筋トレや日常生活で鍛えるのが難しい筋肉です。そのため、時間が許す限りクライミングジムに通うことをおすすめします。 しかし、平日仕事帰りに毎日通うのは難しいので、週1〜2回くらいから始めてはどうでしょう。都内のジムだとたいてい22時〜23時まで営業しているお店がほとんどですので、仕事帰りにちょっと1時間くらい身体を動かすと心もリフレッシュできます。ただし、週1〜2回程度だとクライミングの上達に時間がかかります。週3日行ければ、半年ですっかり身体の筋肉・体力が変わるでしょう。

■ 足を使ったクライミングを心がける

インドアクライミングジムのレベルで5級〜4級レベルまでなら、あまり足を使わなくても腕の力や指の力で登りきることができます。
しかし、腕ばかりを使っている場合、ある程度上手くなってくると、必ず壁にぶち当たります。
つまり、腕だけで行うクライミングには限界があるのです。 説明 足は、体の中でも一番力のある部位になります。足を使いこなせるようになれば、腕や上半身への負荷を抑えることができ、持久力を長く保つことが可能です。
クライミングのトレーニングでは、腕同様に足を使うことも心がけてみましょう。
具体的には、足を積極的に使うムーブを練習することでうまくなります。
手でホールドを持って壁からはがされないように引きつけますが、足でも同様の動きを練習してみましょう。ちょっと大きめのホールドにつま先を乗せて、腰を壁に近づけるように足に力を入れます。こうすることによって、腰が壁に近づき、足に体重をしっかり乗せることができて、手の力の負担を減らすことができます。
つまり、足を手のように使う・使えるように練習すると、一皮むけたクライマーになっていきます。

■ 上級者とセッション!

ジムに通っていると、上級者同士で同じ課題にトライする「セッション」を目にすることがあります。クライミングを上達させたいと考えるのなら、ぜひその輪の中に積極的に参加しましょう。上級者とセッションすることで、集中して上級者のクライミングテクニックを見ることができ、教えてもらったりすることもできます。「自分にはこんな課題まだできない」とは考えずに、積極的に上級者とセッションしてみましょう。それが、クライミング上達最大のコツになります。

ぜひ上記のコツを参考にして、クライミングを楽しんでみてください。 ラブジアースは、通販にてクライミングに必要な道具や装備の販売を行っております。チョークバッグやクライミングロープなどをお探しでしたら、ぜひラブジアースにてお買い求めください。また、ラブジアースのホームページでは、登山初心者向けのロープワークといった技術・知識集もご紹介していますので、そちらもぜひご参照ください。

悪場での身のこなし方

悪場での身のこなし方

■ 悪場での身のこなし方

 唐松岳(不帰ノ嶮)、剱岳(カニのタテバイ・ヨコバイ)、槍穂縦走(大キレット)、穂高岳(ジャンダルム)等、難所と呼ばれる登山コースの多くは、岩場や鎖場を通過します。
 悪場(あくば)とは岩場、鎖場、ハシゴ等が連続する岩稜帯のことで、クライミングで学んだ三点支持をしっかり行い、安全に通過しましょう。また、重心の移動、ホールドの持ち方、テスティング、落石・浮石への注意なども重要です。本ページでは、悪場で必要な基本的な技術や知識を学びます。

■ 三点支持

 三点支持の基本姿勢は、両手・両足の3点で確実にホールドやスタンスをとらえ、残りの1点を移動する重心の移動方法です。
 【三点支持でのクライミング】
 (A)安定した状態からスタート。
 (B)・(C)3点でバランスを取って残りの1点(片足ずつ)を移動させます。体重をのせる足の置き位置は自分の重心の中心の真下に持ってくると安定します。体重をしっかり載せることによって、靴底と岩との摩擦(フリクション)が大きくなり、滑りにくくなります。
 (D)両足が安定したら、1点(片手)ずつを移動させます。ホールドやスタンスがなければしかたがありませんが、両手・両足はできるだけ自分の肩幅くらいの幅の中で登ると楽に登れます。
 (E)鎖はバランスを取り、補助程度に考えましょう。鎖を引っ張って登ることはやめましょう。腕の力を使い力が無くなってしまったら、落ちる危険性があります。
三点支持での登り
【スタンスの置き方】
 (F)靴底を岩に押さえつける摩擦で止める「スメアリング」です。靴の性能によっても滑りやすさが異なるので、まずは自分の靴と岩の相性を安全な場所で確認しておきましょう。
 (G)岩の段差だと安定して重心移動ができます。
 (H)スタンスの置き場所がない場合は、片足を上げて重心を移動し乗り込んでいきます(ハイステップ)。このとき、上げた足にしっかり腰から体重を乗せて、滑らないように岩に押し付けます。
 (I)足の置く位置は重心の中心に足を置くと体重をしっかりかけることができて、安定して体重をのせれます。
 (J)靴底の泥は、できるだけ取りましょう。岩場で滑りやすくなるだけでなく、他のメンバーや登山者にも迷惑になります。
悪場でのスタンスの置き方
【ホールドの持ち方】
 (K)大きなホールドをしっかり持つ(ガバホールド)。
 (L)サイドに引いて保持する(サイドプル)。
 (M)体重をかけて壁を押し付ける(プッシュ)。立体的な岩場を登るときはこのプッシュを多用して、手にも体重を乗せてバランスを取ることが多いです。
 (N)手の甲でホールドと軽くたたいてテスティングし、木の根や鎖でバランスを取ります。
 (O)ルート全体を見回すため壁を体から離し、しっかり両足に体重をのせます。
ホールドの持ち方

■ 岩場の下降

 岩場の下降はルートやスタンスが確認しづらいので、登りよりも慎重にいきましょう。下降時に腰が引けて身体が斜面と平行になればなるほど斜面に対して滑りやすくなります。怖くても身体を垂直にすることに慣れていきましょう。
 (A)下降のルートをしっかり目で確認し、スタンスやホールドの位置を事前に確認します。
 (B)段差にスタンスを置き左足にしっかり体重をかけ、左手はプッシュします。
岩場での下降方法

■ 鎖場の考え方

 鎖場の通過は、鎖に全体重をかけて登るのではなく、バランスをとる補助程度に考えます。一つの鎖は他の人と共有しません。
 (A)基本的には岩で身体を支えます。
 (B)鎖を持つときはゆっくり体重をかけ、効いているかを確認する。
 (C)皮の手袋はすべりにくく岩や鎖から手を保護するのに有効です。
 (D)・(E)鎖で自己確保しながら進む場合は、アンカーを片手で保持して自己確保を入れ替えます。
鎖場の考え方や鎖場の通過方法

■ 落石(特に気をつける)

 落石は自分だけでなく他の人にも危険なので、ザレ場や浮石が多い場所では特に気をつけましょう。登り・平坦では、後ろ足を蹴りこまない。
 (A)浮石があるルートはなるべく避けて通る。しっかりルートファインディングして、最も踏まれているルートを選択しましょう。
 (B)誤って浮石に乗った場合は、そっと足を上げて落石を誘発しないようにします。
 (C)明らかに浮いている岩はテスティングしない。テストした瞬間に落石を引き起こすかもしれません。ルート上に大きな石が転がり落ちそうになっていた場合、他の登山者が落石を引き起こさないようにルートから移動させるのはOKです。
 (D)周りの安全を確認して手のひらでテスティングします。
 (E)落石を引き起こした場合は、「ラク!」と叫んでまわりに注意喚起します。
落石には気を付けましょう

登山のためのクライミング10原則

 初心者が陥りやすい間違いやポイントを、10個にまとめてみました。この10個だけではありませんが、まずはこれらの点に注意して練習、実戦してみてください。
Noポイント内容
1足のスタンスは つま先で部分で スタンスをつま先で乗ることによって、(1)小さいスタンスに立てるようになる、(2)重心移動を左右に動かしやすい、という利点があります。土踏まずや足裏全体で乗ると、楽ですが体の動きが制限される場合があります。
2鎖は補助 鎖に全体重をかけて登下降すると、(1)手が疲れ手の力が無くなったら滑落の危険性が高まる、(2)鎖で滑ったり・錆などのトゲで手を放す危険性がある、(3)鎖に降られバランスを崩しやすい。鎖は片手で補助程度に考えましょう。ただし、雨や下が滑りやすい状況だと、両手で鎖としっかりつかむ場合もあります。
3手を伸ばす クライミング中は極力手を伸ばしてバランスを取るように心がけましょう。手を伸ばすことによって、(1)無駄な力が抜け疲れにくい(前腕がパンプしにくい)、(2)行動範囲が広く・視野も大きくなり岩場全体が見える、(3)リラックスできます。よく動物園でサルが手を伸ばしてぶら下がっているのもこの原理です。
4足を先に動かす(気持ちで) 実際の岩場では、ついつい手のホールドだけ追いかけて手が先行しがちですが、手と足は一手・一歩ずつ確実に進みましょう。手を先に動かすと、(1)スタンスが無くなった場合、戻るのに非常に力(腕力)が必要な場合があり、(2)足の荷重が鉛直ではなく滑る方向に働きスリップする場合があります。
51歩1歩は小さく 足のスタンスは出来るだけ細かく切りましょう。登山技術でも同様のことが言えますが、(1)一歩が大きいとその分体力・筋力を使って疲れ、(2)体重移動を急激にするとバランスを崩しやすい。
6重心の真下に足を置く 足のスタンスに体重が乗れば乗るほど安定します。しっかり足に体重をかけて、靴底のフリクションを最大限に発揮しましょう。逆に手足が伸びきった状態だと、動きが制限されて視野も狭くなり、とても危険です。
7視野を広く クライミングに集中すると、(1)すぐ近くの手元・足元のみ確認しルート全体が見渡せなかったり、(2)すぐ近くのホールド・スタンスを見逃したり、(3)身体が狭まって緊張したりします。クライミングの練習をして余裕をもって挑戦しましょう。
8レスト レストは、(1)身体を休め緊張からリラックスし、(2)次の動作に移るためのルートファインディング、(3)水分補給・栄養補給のため重要です。
9ルートファインディング クライミングの基本は、岩場の弱点を攻めて楽に登ることです。ルート全体を見渡し、ホールド、スタンス、鎖、ペイント(印)を確認しましょう。
10靴ひもをしっかり締める 靴ひもをしっかり締めて靴と足がずれないようにしましょう。せっかくの良いフリクションのソールでも機能が半減します。特に足首を締めるとホールド感が良いです。


国内の難所・上級登山の紹介

 岩場、クサリ場、ハシゴ、雪渓など、登山道に様々な難所が出てくることがありますが、その中でも特に人気・ルートの面白さ・長さ・ロケーションの良さでいくつか選んでみました。

■ 妙義山各ルート

 表妙義の茨尾根を東の端から歩くコースは、体力とバランス感覚が要求される、上級者向けのコースです。岩登り、鎖場の通過などで、三点支持で確実に登るクライミングの基本動作が必要になります。ハイライトは、表妙義の稜線は急峻な岩稜帯をダイレクトに登り、危険な稜線を辿ります。奥の院から、鎖と急な岩場から始まります。垂壁に近い岩稜を2つ越え稜線に到着です。大のぞきを越え、30mのスベリ台状の岩場が出てきます。ここは状況によって、懸垂下降で下りましょう。

■ 槍穂高縦走、大キレット

 槍ヶ岳から北穂高岳の大キレットは山岳登山の様々な面において最高峰のルートです。登山技術、体力・筋力、クライミング技術やロープワークの知識と習得等、山岳登山に関する全ての経験・知識が高いレベルで要求されます。大キレットの核心は、鞍部を越えた長谷川ピーク(Hピーク)と、北穂高岳への岩場・鎖場の急登の飛騨泣きです。また、ルンゼ(沢)上の地形では浮石が多いので、落石を引き起こさないように十分気をつけましょう。
登山のためのクライミング10原則

■ 留意点

 上記では、悪場の通過方法の一例を示しています。岩稜帯や鎖場での行動は危険なスポーツなので、自己責任の範囲で経験豊かな指導者のもと行ってください。

このページに関連する商品ページのリンク

 悪場を安全に通過するため、フリクションの良い登山靴、クライミングシューズ、安全のためにハーネス・カラビナ・スリング等の登攀具を準備ておきましょう。また、これらの使い方や機能について十分練習・把握しておきましょう。

マムートハーネスマムートカラビナマムートスリング
カンプハーネスカンプカラビナカンプスリング

登山のためのロープワーク初級

ロープワーク初級

■ 本ページを実践する方へ重要なお知らせ

 本ページではロープワーク講習のためのロープ技術と装備品の一例を示しています。ロープワークは確実な技術が必要なので、経験豊かな指導者のもと習得してください。

登山のためのロープワーク

 一般登山道においても、3,000m級の高山に限らず低山においても鎖場や岩場が出てくることがあります。特に、鎖場や岩場が連続する難所と呼ばれる個所の通過のために、基礎的なロープワークを知っている・身に付けていることでより安全に行動ができるでしょう。ロープの結び方や方法や手順を確実に覚え、いざというときに役立てましょう。
 なお、様々な装備や器具を使用することにより岩場の通過に時間がかかり、落石等も引き起こしやすくなるので、他の登山者に危険を及ぼすことのないように注意しましょう。特に、ロープを出して確保や懸垂下降する場合やロープを引っ張るときに思わぬ落石を引き起こすことがあるので、十分注意しましょう。
 また、英語ではロープ(rope)ですが、ザイル(Seil)はドイツ語で同じ意味です。登山用語について、日本はドイツ語で使っていましたが、近年は、登山用語について英語で表記する流れになってきています。本サイトでも英語表記を基本としていますが、長年親しまれたドイツ語(アイゼン、ピッケル等)は併記するようにしています。

自己確保(セルフビレイ)

 急傾斜の岩場での滑落は、骨折や打撲等の大事故につながる危険性が高いので、そのような危険個所において自分自身を固定された支点(アンカー)に確保(自分のハーネスと連結)する場合があります。これを自己確保(セルフビレイ)と呼びます。

【自己確保の方法・手順】

 (A)危険箇所では必ず自己確保(セルフビレイ)をとりましょう。確保する場所は、鎖のアンカー(岩に打ち付けられた杭の部分)やしっかりした潅木、岩角など。自分のハーネスのビレイループに120cmのソーンスリングをガース・ヒッチ(カウ・ヒッチ、ひばり結び)で接続して、安全環付カラビナを確保する支点にかけます。この時、スリングが長すぎると滑落した時の衝撃が大きく、短すぎると動きにくいので、ルートによって60cm〜120cmのソーンスリングを使い分けると良いでしょう。また、ソーンスリングの中間にオーバーハンド・ノット(止め結び)でソーンスリングの中間に結び目を2つ程度作り、長さを調節できるようにしておくと使いやすい。
 (B)自己確保する時は必ず鎖や岩をしっかり持って自分の体勢が安定した状態で、片手で安全環付カラビナを支点にかけます。滑落の危険がほとんどなく両足でしっかり立てる場所ならば、両手でアンカーにかけても問題ありません。
 (C)確保する場合、アンカーや灌木は必ずテスティングします。特に灌木や岩角は、一見安定しているように見えて、思わぬ角度から引っ張ったり・押したりすると、動く場合があります。ただし、過剰なテストはアンカーを痛めてしまうのでやめましょう。特別な理由が無い限り、これらの支点を石やハンマーで叩いたりすることは絶対やめましょう。
 (D)岩場を横切る(トラバース)時は直接鎖に安全環付カラビナをかけて、横移動します。安全環がオートロックのカラビナを片手で開閉できるようになると、素早く設置することができます。
危険個所での自己確保(セルフビレイ)

懸垂下降(ラペル、ラペルダウン)

 急な岩場の下降の時に、ロープを使って懸垂下降する場合があります。懸垂下降は手順を間違えると非常に大きな事故につながる危険性がある技術だと十分認識したうえで練習してください。特に、初心者だけで実際の岩場で練習することはかなり危険なので、適切な指導者に習うようにしてください。

懸垂下降方法の手順

 (A)120cmスリング(中間に1ヶ所オーバーハンド・ノットで結び目を作る、2ヶ所以上でもよい)と安全環付カラビナで自己確保します。
 (B)・(C)中間の結び目に安全環付カラビナで確保器をセットします。
 (D)自己確保したまま懸垂下降のシステムに体重をかけて効きを確認します。この動作を忘れると、懸垂下降のシステムができていない時に、大事故になる場合があります。
 (E)下降する前にロープが左右に動くか確認します(ロープが隙間に挟まって抜けなくなることがあるので、懸垂下降後に下からロープの片方を引き抜く確認しておきます)。
 (F)懸垂下降用のロープを持って自己確保の安全環付カラビナを片手で解きます。不意にバランスを崩したり、スリップした場合、滑落する危険性があるため、この時から右手(下の手)は、絶対離してはダメです。
 (G)下降する足場を確かめるために、体を反転させて下降する方向を目視で確認します。足場をしっかり目で確認し、少しでも安定した場所に足を置くようにします。下降時に、落石等を引き起こして下にいる人に危険を生じる場合があるので、よく気を付けます。腰をおとしてしっかり体重をかけて、足を伸ばして下降します。足を曲げすぎるとひっくり返ったり、バランスを崩したりする場合があります。下降したら、次の人もしくは先に降りた人に、「下りました」とはっきり伝えましょう。
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フィックスロープ(固定ロープ)の登り方

 急な岩壁や危険個所のトラバースなど、フィックスロープを張って通過する場合があります。フィックスロープにフリクション・ヒッチで自己確保しながら通過します。この技術はフリクション・ヒッチの特性、片手でのロープ操作、確実なクライミングができる場合です。これらの技術に不安があるようであれば、スタカットビレイで登りましょう。

フィックスロープの登り方の手順

 (A)固定分散のアンカー(荷重方向が決まっている場合)に固定のロープをセットします。
 (B)ロープスリングの場合はプルージックでフリクションヒッチを使います。フィックスロープとロープスリングの直径に差が無いと効きにくいので巻き回数を多めにします。片手でできるので、登山や雪山で使われることがあります。
 (C)ソーンスリングの場合は、オートブロック(マッシャー)を使います。素材がダイニーマの場合は滑りやすいので注意が必要です。
フリクション・ヒッチ(プルージック、クレイムハイスト)

プルージックのセット方法

 (D)・(E)フィックスロープにロープスリングを3-5回巻きます。ロープスリングとフィックスロープの直径の差が大きいときは少なく、小さいときは多く巻く必要があります。ロープの素材や柔らかさ、コーティング加工、直径等によって一概に何回巻くのが良いか決めることができないので、その都度フリクションの効きを確認しましょう。
 (F)結び目をきれいにそろえます。きれいに揃えていないと、ロープスリングが滑ってフリクションが効かない場合があります。
 (G)結び目を少しずらしてハーネスのビレイ・ループに安全環付カラビナで接続します。
 (H)比較的安全な場所で体重をかけてみて、効きを確認しましょう。
プルージックの結び方

登り方

(I)フリクション・ヒッチを片手でゆるめます。結び目を少し握ったり離したりすると緩まります。(J)しっかりした岩や鎖を片手でつかみバランスを取って、フリクションヒッチをゆるめた状態で1m程度登り、(K)フリクション・ヒッチの結び目を引き上げます。(L)しっかり効いていれば止まります。ただし、プルージックでの自己確保しながらの登攀はあくまで補助的な使い方だと認識してください。この仕組みで垂直に近い岩場を登ることは、そもそも危険です。そういった危険個所ではスタカット(隔時登攀)でピッチを切りながら登るのが普通です。
フリクションノットで自己確保しながらの登り方

■ ウェアやシューズの留意点

 (A)・(B)岩場や鎖場を通過する際は、手足を保護するため長袖・長ズボンが基本です。
 (C)皮手袋は岩や鎖でも滑りにくく、手の保護になるのでおすすめです。軍手やナイロン・グローブは鎖で滑りやすいので気をつけましょう。
 (D)靴底(ソール)のフリクションがいいシューズを選択しましょう。
登山のためのクライミングウェアやギア

■ このページに関連する商品ページのリンク

マムートとカンプのハーネス、カラビナ、スリングの商品へのリンクです。

マムートハーネスマムートカラビナマムートスリング

カンプハーネスカンプカラビナカンプスリング

エキスパートアドバイス

登山靴の選び方ザックの選び方カラビナの選び方アルパインハーネスの選び方
悪場での身のこなし方行動食の摂り方登山のためのロープワーク初級雪山登山のリスク
雪山登山とはアイスクライミングとは

各社の防水性・透湿素材

 レインウェアに使われる防水性の透湿素材。ゴアテックスを代表とする素材が各社しのぎをけずってますが、それらの素材をまとめてみました。

■ 耐水圧()と透湿性(g/m2/24h):防水性と透湿性の機能性を示す指標

説明
防水性外部からの水分をシャットアウトする性能が「防水性」です。生地表面で水を弾く「撥水性」と混同されがちですが、「防水性」は水分を生地の裏側に通過させない性能のことで、たとえば濡れた場所に長時間座っていても浸水圧力に耐えて内部を濡らさないことを言います。防水性は表地から水圧を加えて、水が裏地に染み出した時点での高さを測定する「耐水圧(mm)]で表します。
耐水性ウェア内の蒸れを放出する性能が「透湿性」です。主に水の分子より小さく水蒸気よりも大きいたくさんの孔(穴)が空いた膜を、表側の生地に貼り付けてその性能を実現しています。透湿性が高いほどウエア内の蒸れ感は少なく、アウトドア・アクティビティにおいても快適に行動できます。透湿性は生地が24時間に放出した水分量(g/m2/24時間)で表します。

■ 一覧

各社から発表されている耐水性と透湿性の機能を一覧にしました。ただし、数値の一覧なので、肌触りや重さ、しなやかさ、耐洗濯機能等の機能は考慮されていません。
Noロゴ名称メーカー形態耐水圧透湿性説明
1ゴアテックス(gore-tex)のロゴゴアテックス
GORE-TEX
ゴアテックス社メンブレン 40,000以上13,500
2モンベル ドライテック(drytec)のロゴドライテックモンベル メンブレン25,00010,000スポンジ状になった厚さ約25μm の多孔質メンブレンを生地に貼りあわせ、親水性のある無孔質(穴のない)ポリウレタンをコーティング(洗濯20回
3モンベル ブリーズドライテック(breezedrytec)のロゴブリーズドライテックメンブレン25,00015,000メンブレン自体の孔をさらに細かく均一にすることに成功し、耐水圧を損なわずに通気透湿性。超々耐久撥水性(洗濯50回)
4モンベル スーパーハイドロブリーズ(superhydrobreeze)のロゴスーパーハイドロブリーズコーティング20,00010,000一般的な多孔質ポリウレタン防水素材の特徴である、防水性を高めると蒸気透湿性が低下するという問題を非常に高いレベルで解決。(洗濯30回)
5ミズノ ベルグテック(bergtech)のロゴベルグテックミズノメンブレン32,64016,000
6コロンビア オムニテック(OMNI-TECH)のロゴオムニテックコロンビアメンブレン20,00010000
7フェニックス デュアプレックス(diaplex)のロゴデュアプレックスフェニックスメンブレン環境温度適応機能はウェア内外の温度変化を感知し、転移温度を境に素材自体の性質を変化させるフレキシブル・バリア機能と、温度変化の影響を受けず、つねにウェア内をドライに保つモイスチャーバッファリング機能
8パワーテックス(powertex)の特徴パワーテックスサレワメンブレンPowertexは、軽量、高い通気性、防風・防水、撥水性及び耐久性が特徴です。これらの機能は様々な天気・気温で運動を快適にサポートし、機能に対して高いコストパフォーマンスを達成しています。激しい運動の際でも、Powertexメンブレンはウェア内の湿気を外に出し、結露を防止します。同時に雨・風の外環境から守ることによって、ウェア内をドライに温かく・快適な状態に保ちます。
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各社のレインウェアの素材(防水透湿素材)一覧

雪山登山のリスク

雪山登山のリスク

■ 雪山登山のリスク

 雪山には、登山でのリスクと雪山特有のリスクがあります。安全に雪山登山を楽しむためにこれらのリスクを理解し、事前対策と事後対応を説明します。雪山登山におけるロープワーク、レスキュー、雪崩対策・対応等の知識や訓練は、様々なリスクに対する準備・心構えでしかありません。その時の天候、ルート取り、持っている装備、仲間(経験や技術)、積雪状況、時間的な余裕によって、得た知識が全く役に立たない場合もあります。様々な状況に応じて、適切な対応ができるように、訓練やケーススタディ等を通して、学んでみてください。
 リスクとは、一般的には、「ある行動に伴って(あるいは行動しないことによって)、危険に遭う可能性や損をする可能性を意味する概念」 と理解されています(Wikipedia)。雪山登山のリスクとは、雪山特有の寒さ、風の強さ、荷物の重さ等、様々な要因で、ケガ、低体温症、凍傷、遭難等のリスクが夏山登山のリスクと比べて増加します。

■ リスクの外的要因と内的要因

 雪山登山のリスクには、天気や寒さ等自分の外部の環境が要因となる外的要因と、疲労や体力不足等自分自身に起因する内的要因があります。これら2つの要因の事前対策と事後対応をそれぞれ認識することによって、リスクが起きる前の準備と起きてからの対応の内容と限界を学びましょう。
 様々なリスクに対して、事前(登山と始める前の準備)にできる対策と、事後(登山中、リスクが起きてしまった時)の対応があります。事前対策は、主に、体力をつける、装備を整える、技術・知識を学ぶ、計画を検討する等の対策になります。事後対応は、準備したことを着実に実践すること、レスキュー等の対応することなど、準備がきちんとできていないと、現場で的確な判断をすることは難しいでしょう。
 リスクに対しての事前対策と事後対応をまとめてみました。リスクを最小限にするための一つの例として、お考えください。

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■ 雪山リスクの事前対策・事後対応

 一般的に、様々なリスクに対して、(A)リスクの回避、(B)リスクの移転、(C)リスクの低減、リスクの受容の考え方を持って対応します。これらのリスクの結果として、低体温症、滑落等によるケガ(骨折・打撲・裂傷等)、極度の疲労、最悪の場合は死に至ります。A→B→C→Dの順番に対策を検討します。
 (A)リスクの回避は、頻度も高く影響も高いのでこのリスクが顕在化して影響が大きくならないように回避します。寒さや濡れに対しては、適切なウェアリングで対策・対応しましょう。
 (B)リスクの移転は、一般的に保険に入るといった対応になりますが、雪崩や遭難等のリスクは、経験者や信頼のおけるリーダーと行動を共にするという対策になります。比較的標高が低く、雪崩等の危険性が少ないと思われるルートの場合は、自分の判断で行動、ルート取りを決定できるかもしれませんが、2500mをこえる山岳で初めてチャレンジするような場合は、信頼のおけるリーダーと行動を共にして、これらのリスク対策をしていきます。
 (C)リスクの低減は、頻度は高いのですが影響はあまり大きくないので、ある程度リスクに対して受容して、そのリスクが大きくならないように気を付けます。
 (D)リスクの受容は、雪山においてそのリスクは常に存在しているので、認識をして受け入れる(なにもしない)という対応になります。

内的要因と外的要因の凡例

雪山登山のリスク一覧

行動食の摂り方

■ 登山における行動食とは

 朝食、昼食、夕食。この3食は、通常の街で生活している時に多くの人が習慣づいている食事のタイミングですが、山登りの食事の考え方はちょっと異なっています。朝食や夕食はテントや山小屋・ロッジ等で普通に食事しますが、昼食の摂り方は人の好みやルートによって様々です。たとえば、テント場に昼の12時に到着してガスバーナーやコッヘルで昼食を調理する人もいれば、パン、飴やチョコレート等を定期的に食べて昼食の時間を取らない人もいます。また、山登りは朝早く出発することが多いので、朝6時に朝食をとって夕方まで夕食をとらない場合、昼の行動している間が長くなり、1〜2時間ごとにちょっと休憩して少し食事をとるスタイル(行動食をとる)が主流です。
 登山における行動食とは、おにぎり、パン、ソーセージ、アメ、チョコレート、カロリーメート等の栄養食等の食事を手軽に細切れに取れるように小分けに食べる食事のことをさします。季節や行くルートによって、行動食の選択が疲労・山での楽しみ・食欲増進等に影響を及ぼすこともあるので、計画によってよく考えて選択しましょう。

■ カロリー・栄養補給として

 登山のエネルギー補給として、行動前/行動中/行動後の3つのタイミングがあります。行動食は、主に行動中と行動後のエネルギー補給として考えましょう。
 行動前は、完全な空腹だと力が出ないので、パン/おにぎり/バナナ等を軽く食べます。消化が良い比較的やわらかいものを食べると、山登りに影響が少ないですね。
 行動中は、小休憩のたびに150kcal程度摂り、大休憩で400kcal程度摂りましょう。食べないとシャリバテし、力が出ません。シャリバテとは、食事によるエネルギー源が得られず、体内の血糖値が下がり、どっと疲れたり、頭がふらふらしたり、運動パフォーマンスが急激に落ちることを言います。また、行動中にアメや小さなチョコレートを定期的にとったり、アミノ酸等が含まれるスポーツドリンクをとるのも効果的です。
 行動後は、20分以内に400kcal程度摂ると、筋肉内に蓄えられているグリコーゲンを効率よく回復させることができる。たんぱく質と糖質を3:1の比率で摂るのが効果的です。テント場や山小屋に到着後、水分をしっかり補給し、400kcal程度の行動食をとってから、深呼吸しながらストレッチして運動後の身体をクールダウンさせることによって、次の日に疲労を残しにくくできます。

■ 行動食の摂り方

 まず、長期の登山において日常生活と同じ量・同じ美味しさを摂ろうとしない。山登りは長時間・低負荷で行動するために、高カロリーの食事をとることが重要です。また、荷物が重くなっても、疲れやすくなったりするので、軽い行動食を選択することも重要です。1日分の行動食の量を試算し、掛ける日数分+余分を用意します。1日分の行動食を小分けすることで、食料を管理します。山登りは衣食住の荷物を背負って行動するので、行動食もしっかり管理することが重要です。
 【予備食・非常食】予備食や非常食はこれとは別途準備します。予備食とは、たとえば1泊2日の行程で登山をする際に、1食分多く持っていき、行動が予定より長くなった場合や不測の事態に備えるための予備です。パン1つとチョコレート等で十分です。非常食は、ケガや天気のために停滞せざるを得なくなった場合の非常時に取る食事のことで、チョコレート、アメ、小分けになったアミノ酸、キャラメル等を一握りもっておけば十分です。
 【準備例】
 ・小さい袋に1日分の分量(例えば、カロリーメイト(80g)1、ソーセージ1、アメ5、チョコレート150g、ナッツ類100g、ドライフルーツ30g、アミノ酸等のセット)を作成する。
・上記セットを日数分用意する。
・上記セットで足りなくなることを想定し、1日の余分としてエナジーバーを1〜2追加する。
・6時間の行動で小休憩2、大休憩2と考えると、休憩ごとにチョコレート、ナッツ、ドライフルーツを決めた量とり、大休憩でそれに加えてカロリーメイトやソーセージを追加する。行動中は、アメをとる。
・個人的に、余分としてジャッキーカルパス(冬季でも凍りにくい)、いちご大福等、嗜好品も含めるようにしています。

■ 行動食のバリエーション

 行動食には、エナジーバー、ジェル、チョコ類、スナック類、おにぎり等があります。それぞれの特徴を見てきましょう。 (1)エナジーバー:エネルギーの他に様々な栄養素を含む万能行動食。
 エナジーバーは、Energy Bars/Organic Bars/Raw Foodsの3つに分類されます。 (A)カロリーメイト:エナジーバーの代表。パサつくので水分補給と共にとります。(B)パワーバー:味が濃く、すこし粘性があり好みが分かれる。(C)クリーム玄米ブラン:様々なフルーツやチーズ等のバリエーションがあり、お菓子感覚で取れる行動食。玄米やオールブラン、食物繊維、鉄分、ビタミンを含む。(D)1本満足バー:ざくっとした食感で少量でも満足感があり。食物繊維、ナトリウム、ビタミンを含む。(E)ソーセージ:グラム当たりのカロリーは少ないが、良質なたんぱく質※を多く含み、エネルギー補給と共にアミノ酸を摂ることができます。他に、ハム、チーズ、豆類、きな粉等。(※プロテインともいい、L-アミノ酸が多数連結(重合)してできた高分子化合物で、生物の重要な構成成分のひとつである。)
 (2)ジェル:最も消化吸収が早く、高負荷の運動前・運動後に最適。重さが難点。
 (F)アミノバイタルマルチエネルギー(160kcal)及び(G)アミノバイタルSUPER SPORTS (100kcal)は、エネルギー補給とアミノ酸※を効果的に摂取できます。水分を多く含むことから疲労時にも食べやすく、キャップがついているので数回に分けて摂れます。(H)朝バナナ:ジェルのなかで最もエネルギーが高い。バナナとさわやかなヨーグルト味。(※アミノ酸はタンパク質の最小単位なので吸収が早い。特にBCAA(バリン・ロイシン・イソロイシン)は体内で生成できず、体外から摂る必要がある)
 (3)チョコ類:100g当たりのカロリーが最も高く、非常食・予備食に最適。
 (I)アーモンドチョコレート:最もグラム当たりのカロリーが高く、エネルギーの補給に良い。のどが渇くので水分補給と共に。
 (4)スナック類:小分けで取れるので大袋でこまめに摂れる。
 (J)ミックスナッツ:アーモンド、カシューナッツ、クルミ、ピーナッツのミックス。鉄分、ナトリウム、食物繊維、ビタミン等も含まれる。(K)黒っ子:黒糖。自然食なので、食欲が少ない時でも摂りやすい。(L)ぶどう糖:さわやかな味でポリポリ食べれる。
 (5)おにぎり等:美味しいが重く保存がきかないので長期山行には向きません。日帰りの山行や1日目のお昼ご飯に準備しましょう。
 (M)おにぎり:美味しいが長期山行の行動食には向かない。1日たつと乾燥して、お米がぼさぼさになり、長期保管ができない。重い荷物につぶされてしまう。
登山の行動食のバリエーション
登山の行動食のバリエーションの例

■ 1泊2日での行動食の例

 1泊2日での行動食の例を示します。行動食の総カロリー/総重量は、1日目は1300kcal/275g)、2日目は1200kcal/268g、余分562kcal/120gで、全部で3062kcal/663gになります。
1泊2日での行動食の例

■ 登山に必要なエネルギー

 成人が1日に必要なカロリーは1800〜2200kcalで、登山に必要なカロリーは4時間程度の歩行で上記にプラス約2500kcal、8時間程度の歩行で上記にプラス約4000kcalです。これらのカロリーを全て行動食や、朝食・夕食でまかなうのは現実的ではありません。朝食(400kcal)、行動食(1600kcal)、夕食(500kcal)だと、合計2500kcalなので、上記の歩行も含めると、食事だけでは足りないことがわかるでしょう。
 これらの不足分のエネルギーは、(1)筋肉中の筋グリコーゲンと(2)体脂肪でまかないます。(1)は運動後に回復する必要があるので、1日の行動後20分以内に300kcal程度の栄養補給すると効果的です。これを回復させないと、翌日にだるい疲労が残ります。(2)は体脂肪1gで約7kcalのエネルギーを持っているので、4000kcalだと体脂肪約600g分に相当します。

■ 山岳ガイド 店長の行動食の摂り方

 行動食について私が気を付けている点や実際やっていることを紹介します。行動食について、無雪期(夏)と積雪期(冬)で考え方を変えています。無雪期の装備は積雪期のそれよりも比較的軽く、コンパクトにパッキングできるので、行動食も比較的自由に選択しています。1泊2日程度の山行であれば、おにぎり、パン、カップラーメン等を出発前に購入します。積雪期の装備は重く・かさばりやすいので、高カロリーでコンパクトなものを選択します。1泊2日程度の山行であれば、サラミ、カロリーメイト、チョコ等を選択します。これらの食品は水分量が少なく、凍りにくいため気温が下がっても食べることができます。逆におにぎりやサンドウィッチは凍ってしまい、ぱさぱさしたり傷んでしまって味が落ちます。
 体脂肪率について、無雪期(14%)と積雪期(16%)で体脂肪率を、普段の食生活でコントロールすることによって、行動量への対応をしています。

■ エキスパートアドバイス

登山靴の選び方ザックの選び方カラビナの選び方アルパインハーネスの選び方
悪場での身のこなし方行動食の摂り方登山のためのロープワーク初級雪山登山のリスク
雪山登山とはアイスクライミングとは

難所通過の三種の神器

一般の登山であまり使用しないロープワークで使用する装備は、使い方を間違えると本来の機能が発揮されないので、使う前に方法・手順・機能を十分理解・習得しましょう。特に、確保器でのクライマーの確保や下降器での懸垂下降の手順を間違えると、致命的なケガを負う危険があるので、十分気をつけましょう。

■ 難所通過の三種の神器

 落石・滑落の危険性が高い難所通過時は、 (1)ハーネス、(2)グローブ、(3)ヘルメットを装着しましょう。
(1)ハーネス:3点(腰、両足)でしっかり体重が支えられ、パッド部分が大きいほうが良い。ビレイループのついたクライミング専用のハーネスが望ましく、雪山の縦走や雪渓通過程度ならば、簡易なアルパインハーネスでも良い。ただし、スワミベルト(腰だけの)は、体重を支えられないので、緊急用ととらえてください。
(2)グローブ:岩場、鎖場通過時の手を保護するために皮グローブ(ビレイグローブ)を準備してください。比較的手にフィットするモデルを選択しないと、ロープの操作・結び、岩や鎖を握りにくい場合があります。岩場での落石からの保護、鎖場での鋭利な金物からの保護、鎖を持った時の滑り止め、ロープワークや確保の際の滑り止め等、岩場通過のための必携装備です。ハーフフィンガータイプ(フィンガーレスタイプ)は、細かいロープの結びやテクニカルなクライミングも想定して指の部分がありませんが、指の保護という観点からはおすすめできません。
(3)ヘルメット:落石、滑落時の衝撃から、人間の身体で一番大事な頭部の保護のために着用します。岩場では落石があるものだと認識してください。
難所通過の三種の神器

■ エキスパートアドバイス

登山靴の選び方ザックの選び方カラビナの選び方アルパインハーネスの選び方
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雪山登山とはアイスクライミングとは

インドアクライミングジムの利用方法

 槍穂の縦走路や剱岳等の一般登山道において、クライミングの要素が必要になる場面はしばしばあります。一般に、岩場・鎖場・ざれ場等の危険個所は難所と呼ばれ、困難さゆえによる多くの登山者を迎え入れ、多くの事故が起こっている場所でもあります。
 これらの難所の通過には、(1)浮石への対処・落石への対処(外的要因)、(2)確実な登下降・三点支持でのクライミング(技術の習得、内的要因)、(3)余裕のある体力(内的要因)など、(4)ルートファインディング(経験、内的要因)等、登山に求められるアウトドア的な要素以外に様々な技術・知識・経験が求められます。
 本ページでは、これらの難所の通過のために、インドアクライミングジムで練習・準備できることを学びます。

■ インドアクライミングでのクライミングギア

 インドアクライミングは専用の設備でクライミングの練習ができるので、初心者やムーブ(動き・バランス)の練習を安全にできます。必要なギアは、アウトドアでのクライミングと基本的には同じです。
 【A】(1・6)ウェアは動きやすければ何でもOK。気合の入るTシャツでモチベーションを上げるのもよし、ストレッチ性のあるものでパフォーマンスを上げるのもよし。比較的、綿(コットン)の物が好まれます。(2)アウトドアで使用するもので良いです。インドアではあまりギアを使わないので、ギアラックが少なくてもよい。(3)インドアは密閉空間なので粉が飛び散らない液体チョークかチョークボールを使いましょう。また、座る際にチョークバックを踏んでしまわないよう気を付けましょう。 (7) レンタルシューズの時は、短い靴下を持っていきましょう。
【B】(6)ロープを使うクライミングで、リードクライミングや確保器用意されていないジムでは必携です。確保器と安全環付カラビナはセットで使いましょう。(6)リードクライミング用にセルフビレイ用に持ってたほうが便利。
【C】頻繁に脱ぎ履き出来るようにスリッパかベルクロタイプがおすすめです。靴ひもタイプ(レースアップ)はフィット感が良く、ヒールフック等のかかとをひっかけるスタンスでも安心できるのでアウトドア向きです。
インドアクライミングでのクライミングギア

■ ハーネス装着の留意点

 ハーネスの装着で気を付けることは、(A)バックルの折り返しを必ず確認します。あまったベルトは末端処理(結ぶ)か、ウェストベルトのゴムに収納しましょう。(C)上下やねじれが無いことを確認します。たいていのハーネスはレッグループにメーカー名が書かれているので、文字が上下反対になっていないことを確認します。(D)適切に調節されていることを確認します。クライミングするとウェストベルトは緩んでくるので、ウェストベルトはしっかり締めます。レッグループはてのひらが入る程度でOKです。写真だと緩みすぎなので、もうちょっと締めます。これらを確実に実施することによって、初めてハーネスの機能が発揮されます。
また、ロープクライミングの場合は、お互いのギアの装備を確認しあいましょう。上記(A)〜(C)の確認、安全環付カラビナのゲートの確認、確保器とロープセットの確認等を必ず実施しましょう。
ハーネス装着の留意点

■ インドアクライミングジムの常識・ルール(例)

 クライミングはルールを守らないと危険なことがあるため、クライミングジムではおおよそ下記のルールが一般的な事例です。(ただし、ジムによって考え方が異なるので事前に確認しましょう。) ・一人一壁
・マットで休まない
・飲食は決められた場所で
・壁への取り付きは順番・ゆずりあいの心で
・チョークボールもしくは液体チョークで
・ロープクライミングは細心の注意・最大の安全で

■ インドアクライミングジムでの練習方法

 インドアクライミングジムは、フリークライミングやボルダリング等のスラブ、垂壁、ハング壁の比較的壁の形状が平坦な面を想定して設定されています。しかし、自然の岩場は、ルンゼ(へこんだ沢地形)、稜線上のリッジ、チムニーやクラックなど、前後左右様々なバランスで登ることが多く、こういった状況を想定して練習することが重要です。
 垂壁の壁よりは、ルート上に凹角状のへこんだ場所や凸状のでっぱった場所が含まれているとより自然の岩場の形状を想定して練習できます。

■ 三点支持

 クライミングの最も基礎的なバランスです。(A)両手両足の4点をホールドにのせてスタートです。(B)ルート方向やホールドの向き、次の手順を考えて、バランスを取って1点をホールドから離します。この時三点で安定していることが最も重要です。(C)次のホールドに最適なバランスを維持しホールドをつかみます。(D)BとCを連続して動作します。(E)身体の重心の真下に足を持ってきて、しっかり足に体重をかけましょう。
三点支持の練習

■ 様々なスタンス

 (A)スタンスに足を置くときは基本的に母子球からつま先を乗せます。土踏まずや足裏全体をスタンスに置くと楽ですが、次の動きにが制限されます。(B)インドアでは比較的大きなスタンスが多いので、積極的に小さいスタンス(ジブス)に乗ると、自然の岩場をでも応用できます。写真はインサイドステップ。(C)アウトサイドステップ。(D)スメアリング:滑りそうな面でもしっかり体重をのせて摩擦を増やすと滑りません。自分のシューズとスタンスの摩擦の限界を色々試してみると良いでしょう。自然の岩場に行っても、シューズと岩の相性を確認すると岩質によって摩擦が異なるのがわかると思います。(D)ヒールフック(かかとをひっかける):壁に身体を寄せて手の荷重を減らします。
インドアクライミングでの様々なスタンス

■ 足の動かし方

 自然の岩場では、手のホールドは比較的わかりやすいですが、足のスタンス(置き場所)は分かりずらいことが多いです。身体を上げて足元が見えなくなる場合があるので、上る前に、しっかりスタンスの位置を覚えましょう。(A)スタンスの基本は、歩幅を小さくして登ります。1歩1歩が大きいと無駄な筋力を使い疲れます。 (B・C・D)岩場をトラバース(横切る)する時は足を決めて手を動かして行きましょう。足をクロスさせると、引っかかったりバランスを崩しやすく危険です。
インドアクライミングでの足の動かし方

■ 自然の岩場を意識したムーブの練習

 ここで紹介するムーブはアウトドアでしか使わないわけではないが、特にアウトドアのクライミングを意識して練習すると良い実践向け(使えるムーブ)の練習です。(A・B・C)ハイステップ:スタンスが遠く足を一気に上げるときは上げた足にしっかり体重を乗せるため腰を移動し体重移動させ、腰に乗り込むようにしてゆっくり立ち上がります。下の手をプッシュしながら身体を上げます。(D)ステミング:両足を張り出して身体を支えます。レスト・ルートファインディングに最適です。(E)バックステップ:足を後ろに出して身体を横に向けます。トラバースやルンゼ状のルートで使います。(F・G・H)プッシュ:片手で壁やホールドをプッシュして体重を支え、足を上げる技術。自然の岩場では多用するムーブです。
インドアクライミングでの自然の岩場を意識したムーブの練習

■ 留意点

 本ページは、エキスパート登山のためのインドアトレーニングの一例を示しています。インドアクライミングの各ジムのルールや経験者の指導を受けて実施してください。

■ このページに関連する商品のリンク

クライミングシューズ チョークバック

■ エキスパートアドバイス

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雪山登山とはアイスクライミングとは

天気予報の活用(国内)

■ 山での天気

 山の天気は変わりやすいと言われています。平地では風がふいて空気が流れてもその空気の高さ(高度)は変わりませんが、山で風がふくと山の斜面に沿って空気が上昇したり、下降したりします。この空気が上下することによって、空気の状態が変化して天気が変わりやすくなります。
 天気を決める要素は、広域的に考えると高気圧、低気圧、前線、気団等の要素があり、局所的に考えると風(風力・風向)、温度、気圧、湿度が関係してきます。風がふいて湿った空気が山の斜面を上昇すると、空気が冷やされ露点温度が下がり空気中の水蒸気が水滴となり雨を降らせます。

■ 天気予報の活用

 最近は、気象庁だけでなく民間の気象会社が特定の目的や範囲で予報を出すサービスを提供しており、気象庁の天気予報とこれらの民間の気象会社の予報を合わせて活用しましょう。
 天気予報の活用の最も重要なことは、「その場所」の「最新の情報」を得ることです。当たり前と感じるかもしれませんが、山の斜面の西側と東側で天気が異なることは普通にあるので、「その場所」もしくはその場所と同じ天気と思われる場所を特定して場所を選定しましょう。わからない場合は、「その場所」の周辺の複数の地点の予報を確認しましょう。
 「最新の情報」は気象庁から発表される短期予報と地域時系列予報の朝5時、11時、17時のタイミングで確認しましょう。また、民間の気象会社はさらに細かい時間単位で数値予測をおこなっているので、常に最新の情報を活用するようにしましょう。たとえば、登山中の尾根で電波が入る場合、登山中に最新の情報を得ることはとても有用です。

■ 天気予報サイトの紹介(携帯電話、スマートフォン)

 山岳ガイドとして普段利用している携帯電話とスマートフォンのサイトをいくつか紹介します。
1.日本気象協会
2.ウェザーニュース

■ 天気予報サイトの紹介(PCサイト)

山岳ガイドとして普段利用しているパソコンのサイトをいくつか紹介します。繰り返しになりますが、その場所の最新の天気予報を得ることが最も重要なことなので、サイトの選択、更新情報の入手手段(スマフォ、携帯電話)を検討しましょう。

1.日本気象協会 http://tenki.jp/

 日本気象協会は代表的な民間の気象会社です。日々の天気予報を各日の担当の気象予報士(日直予報士)が解説したり、山の天気、過去の天気、各種指標等、天気・気象にかかわる全般の情報がこのサイトで得られます。その中でも山の天気について紹介します。
↓‘本気象協会のリンクをクリックしてページを開きます。∈犬離瓮縫紂爾ら「山の天気」をクリックします。山の天気のページが表示されます。日本全国の主な山岳が表示されますので、山岳名をクリックすると通知予測の結果等が参照できます。10日間天気予報が参照できます。タ値予測結果が標高ごとに参照できます。これは、気象庁や民間の気象会社が独自に収集した様々な情報から数値予測した結果なので、必ずしも他の気象会社と同じ予測になるわけではありません。
登山や山登りで天気予報の活用

2.てんきとくらす http://tenkura.n-kishou.co.jp/tk/index.html

行楽地や健康・生活情報をメインとした全国の天気予報の情報を提供しているサイトの中に、「高原・山」のジャンルで山の天気予報を知ることができます。山は、都道府県ごとに分類されていますが、目的の山を探すのに若干時間がかかります。
↓,討鵑とくらすのリンクをクリックしてページを開きます。∈犬離瓮縫紂爾ら「行楽地の天気」をクリックします。ジャンルから、「高原・山」をクリック。せ崖戮鬟リックすると山頂の天気が表示されます。セ劃塞婉瓩虜F・明日・明後日の天気予報が表示されます。寒さが衣類で表示されたり、わかりやすいアイコンが利用されたりしており、万人向けなサイトとなっています。
登山や山登りで天気予報の活用

3.ウェザーニュース http://weathernews.jp/

 ウェザーニュースは、パソコンやスマートフォンでは見れませんが、携帯電話からみれる登山情報を提供しています。全国の山岳をカバーし、山頂付近の直近2日間の天気、風、温度と一週間先までの天気の情報。有料コンテンツなので、会員登録して月額料金を払う必要があります。私は、既に、3年以上利用しているサイトで信頼性が高いと思います。直接パソコンからは見えないので、携帯電話のブラウザから確認してください。プレスリリースはこちらから。

4.気象庁 http://www.jma.go.jp/jma/index.html

 気象庁は日本国内の天気予報にかかわらず、災害(火山、地震、津波)、転機のデータとう気象にかかわる情報を発信、記録しています。天気予報は気象庁のサイトのリンクからたどってもらえばいいので、今回は高層天気図を紹介します。
 高層天気図とは、普段テレビや新聞で見慣れている地上天気図とは異なり、高度が高いところの気温や風力、風向、等高度が記載されています。ん?等高度とは聞き慣れない言葉ですが、同じ気圧の高度を記述し、同じ高度を持つ地点を結んだ線のことを等高度線と言います。高層天気図と地上天気図の大きな違いは、地上天気図ではその地点の気圧を表記し同じ気圧の地点を結んだ等圧線を記述するが、高層天気図ではこの等高度線が描かれている点です。
 ↓ゝぞ歡のサイトから高層天気図をクリックしてページを開きます。高層天気図の「アジア500hPa・300hPa・・・」をクリックします。9眩愿卦た泙表示されます。上の図が300hPaを示し、下の図が500hPaを示しています。い海良充┐蓮◆AUPQ35」における、500hPa、 2013年4月23日の0900時(日本時間)の高層天気図です。イ泙困蓮高層天気図で温度を見るように心がけてください。温度は点線で示されます。
登山や山登りで天気予報の活用

5.地球気 http://n-kishou.com/ee/index.html

 気象庁から発表される天気予報の情報をわかりやすくしたサイトです。高層天気図の各ポイントで時間ごとに表示されるのでわかりやすいですね。
http://n-kishou.com/ee/exp/exp01.html?cd=aupq35&cat=e1[AUPQ35] アジア500hpa 300hpa解析図

天気予報の活用(海外)

 海外の山に登るために、ルート、高所順応、食文化、必要な装備など様々な情報を得る際に、最も重要な情報の一つとして天気があります。世界の天気予報の情報を紹介します。

天気予報サイト

 各地域の天気予報は季節、年度で様々に変化しているので、年・山岳によって雪が降ったり降らなかったり、強風が吹いたりふかなかったり様々です。山岳の天気予報に関するサイトを紹介し、遠征に行く一か月前くらいから定期的に天気図、高層天気図等と山岳の天気予報を確認しましょう。

1.Weather Online

 作成中です。

2.Mountain Forecast.com http://www.mountain-forecast.com/

【概要】
 山岳の天気、風力、雨量等が1000m程度の標高ごとに表示されるサイトで分かりやすいですね。更新も頻繁に行われ、アタックする直前まで確認し、風の強さと気温を注視しています。ヨーロッパアルプスや南米アコンカグアの現地ガイドも本サイトを参照しており、海外でも信頼性があるようです。予報と実際の天気も1日前や当日の予報だとばっちり当たったので、頼りにしているサイトです。また、山岳位置の概要、登録されていればその地域の写真、クライミングノートもあります。
【使い方】
 .螢鵐をクリックして、Mountain Forecast.comを開きます。∋崖挂召鯑れると自動的に予測検索できます。C楼萍召鯀択していくと、山岳名を選ぶことができますが、正式名称を 知らないと検索が難しいです。検索窓から「matterhorn」と入力して、スイスのマッターホルンを選択してみましょう。ぅ泪奪拭璽曠襯鵑両霾鵐據璽犬飽榮阿靴泙后このページから、この山岳における標高ごとの天気、ルート概要、山岳概要等が参照できます。
登山や山登りで天気予報の活用  ゥ泪奪拭璽曠襯鵑猟詐紂4478mの天気予報を見てみましょう。「4478m」をクリックします。頂上における今後6日間の天気予報(天気、風力、風向、雨量、気温、日の出・日の入り時間)が一覧で表示されます。
登山や山登りで天気予報の活用

天気予報に使われる英単語集

雪山の装備

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 このページでは、雪山を登るために必要な装備と選択のポイントを学びます。個人装備では、ウェアリング(ベースレイヤー、ミドルレイヤー、シェルレイヤー)、小物(目出帽、サングラス、グローブ、靴下、ゲートル)、ブーツ、寝具(シュラフ、シュラフカバー、マット、テントシート)、登攀具(ピッケル、アイゼン)を中心に講習します。共同装備では、テント関連(シングルウォールテント、外張り、アンカー)、食事関連(コンロ、ガス、コッヘル、食事例)、ビバーク用具(ツエルト)を中心に説明します。また、雪山特有の登攀具(アイスアックス、ハーネス、ロープ、カラビナ、確保器)、アバランチレスキュー装備(プローブ、ビーコン、シャベル)も紹介したいと思います。
 雪山装備は、夏山のそれと比べて、ウェア、シュラフ、防寒着が重たくなり、さらに夏山で持たないようなアイゼン、ピッケル、ゴーグル等の装備が増えます。雪山装備では、一つ一つの装備をいかに軽量・コンパクトにするかがキーになります。装備の軽量化は、(1)重い装備の軽重化と(2)装備の選択にかかっています。(1)は重い順に、テント(1.5)、ザック(1.2)、シュラフ(0.9)、ブーツ(0.9kg)、アウターシェル(上下0.8kg)程度に軽量化してみましょう。(2)は重複する機能を避け、本当に必要かどうかを吟味しましょう。
 雪山登山のリスクのもっとも留意するものとして、「濡れることを避ける」があります。装備が重く、アイゼン・雪山登山靴をはいて移動がしづらいので、夏山登山に比べて運動量が高くなりがちです。なので、寒い!!と思った時にこそ、行動する前に1枚脱いでみましょう。雪山では、重荷、ラッセル、アイゼン歩行等、普段の山登りよりも負荷がかかる運動です。歩き始めて5分も経てばすぐ汗をかくでしょう。また、雪崩対応の3種の神器。ビーコン、プローブ(ゾンデ)、シャベルです。バリエーションルートや過去に雪崩が起こっている場所には必携です。
 雪山登山については、こちらのページから。

■ 雪山装備一覧

 雪山装備の一覧を示します。無雪期(夏山)の装備が流用できる場合も多いので、雪山装備をそろえるならば、まずは使いまわすことを考えましょう。登頂を目指さないトレッキングや周遊程度であれば、夏山の登山靴も使える場合があります。
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各装備の分類と選択のポイント

■ 雪山登山靴

 登山靴を初めて購入する際は、必ずお店に行って実際登山靴をはいて、歩いて、しゃがんで、登って降りて、座って、靴ひもを結んで、試してください。また、普段スニーカーやヒールしかはかない場合は、自分の足の大きさがわかっていない場合が多いです。お店に行って、自分の本当の足の大きさや左右の足の大きさの違いをしっかり認識して、足形(幅広、幅狭、足の指の形状等)をお店の人と相談して購入しましょう。初めて購入する場合は、絶対にインターネットショップで購入することは避けましょう!登山靴全般の各部位名称や選択方法はこちらのページから。

分類

 雪山登山靴は、ウィンターブーツ、単に登山靴とも言います。保温性向上のためにシンサレートやウールの保温材が入っているために、無雪期の登山靴と比べ重く、1足800〜1,200gになります。アッパー(アウター)の素材により(1)皮(レザー)、(2)化学繊維及び(3)プラスチックタイプの3種類に分かれます。(1)は耐久性がありはき続けることによって自分の足に慣れてきてやわらかくなり、はきやすく歩きやすくなるのが特徴です。デメリットとして、メンテナンスが必要なことと適度に重いことです。(2)は軽量、防水性・保温性も高く、剛性もあり近年もっとも使われています。(3)はほぼ完全な防水性と保温性が優れていますが、密閉性が高いため汗でインナーブーツが濡れやすい。
 初めて雪山登山靴を購入する場合は、(2)の化学繊維の雪山登山靴が使いやすくメンテナンス性も良いのでおすすめです。(1)の皮製雪山登山靴は、その色味、履き心地安さ、重厚感から、使い続ける多くのファンがいます。(3)のプラスチックブーツはプラブと呼ばれ、水分を多く含んだ雪がよく降る日本において、10年ほど前までは多く使われていましたが、重いこと、耐久性の判断が難しいこと(加水分解で劣化)から、近年はほとんど見られなくなりました。

選択のポイント

 (1)無雪期の登山靴で自分の足に合っているメーカーから、履いてみて自分の足型にある程度合っているかどうか確認する。3つ程度のメーカーを履き比べましょう。日本人の足はヨーロッパのそれに比べて幅広なことが大きいですが、横幅は、インソール、靴下の厚さで多少調整できます。
 (2)大きさは無雪期の登山靴より0.5〜1サイズ大きいものを選択します。保温のために、つま先部分に空気のデッドレイヤー(動かない空気で空気の層を作り保温するレイヤー)を作るため、つま先まで足をしっかり入れた状態でかかとが1-1.5cm程度余る大きさが良い。ただし、2足目や雪山登山靴に慣れてきて、寒さへの心構えができている場合は、夏山登山靴と同じサイジングで良いですが、多少寒くなります。
 (3)アイゼンでのつま先立ちを想定し、しっかり靴紐を締めて、つま先で立ってみてかかとが浮かないものが良い。ただし、ブーツの構造上かかとが浮く感じのものがあります。
 (4)お店でのためし履きは必須ですが、店内を30分程度歩いたくらいでは自分に合っているかどうかはわかりません。
 (5)アイゼンと雪山登山靴は相性があるので、必ずお店で確認して購入しましょう。アイゼンと登山靴で接地箇所が多いほうが安定します。
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■ シェルレイヤー(Shell layer)

 シェルレイヤーのウェアは、アウターシェル、アルパイン・ジャケットとも呼ばれます。シェルレイヤーは、外気と直接触れるレイヤーなので、防風性、保温性、透湿性、防水性が求められます。

分類

 アウターの素材、ストレッチ性、防水透湿性素材で分類されます。行動中には、アンダーウェアと共に最も良く使うレイヤーなので、初めて選ぶものから、良いものを選んで下さい。必ずフード付の物を選ぼう。

選択のポイント

 (1)自分の体形に合っているか(ウェスト、胴、胸、肩、首周りの大きさがある程度一定)を確認する。特に、ヨーロッパのメーカー等はウェストが細くなっているシェルもあるので、体系の各部位に対して一定間隔のあまり(すきま)があることを確認しましょう。
(2)身体を動かして(身体をひねる、手を上げる、両手を前に伸ばす)ストレスないか確認する。ストレッチ性のあるシェルはそのメリットが感じられ、動きにストレスがない分、激しい運動や高負荷な運動に大きく寄与します。
(3)1着目はLight Weightを避け、重量が500〜600gのCost PerformanceやHigh Performanceを選択することが望ましい。Light Weightは引き裂き強度が低いモデルが多いため、樹木、岩、鎖、ピッケル、アイゼン等でひっかけて破きやすいので、注意しましょう。
(4)迷ったら、1着目はよりシンプルなシェルを選択します。多くのポケットやジッパー類は様々な機能、利便性がありますが、それらをうまく使いこなすには慣れが必要ですので、はじめからそういった機能を使いこなすよりも、シンプルなものを使うことをおすすめします。
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■ ミドルレイヤー(Middle layer)

 ミドルレイヤーは保温性、透湿性機能を担います。

分類

 ミドルレイヤーは、(1)フリース、(2)ダウン、(3)ソフトシェルに分類されます。(1)及び(3)は行動中に着ますが、(2)のダウンは行動中に着ることはほとんどなく、テント生活や休憩中に羽織ります。(1)は、保温性がほどほどにあり通気性も良く幅広い温度帯で利用可能。風には弱い。(2)は、保温性が高く防風性がある程度あるものが多い。濡れに弱い。(3)は、雨の多い日本では敬遠しがちですが、雪山中心に使う場合は、高い透湿性と動きやすさ等から、多く利用されています。

選択のポイント

 (1)行動中の保温着であるフリースと休憩・テント生活時・行動中でも極度の寒さの時にダウンが必要です。どちらかを選択する場合は、目的の山岳に対してより厳しい環境条件を想定して選択します。装備の関係上どちらかを選択する場合は、ダウンのほうが保温性、防風性が高いので、ダウンを持っていくようにしています。
 (2)強風・低温を考慮し、フード付を選択しましょう(最低限フリース、ダウンのどちらか)。頭部は汗をかきやすく、体内の熱が放散しやすい個所です。寝るとき、極度の寒さの行動中など、頭部から首までをすっぽりおおうフードは、暖かいのでおすすめです。
 (3)汗や雪で濡れ、コア温度の保温のため、行動中は毛足の長いフリースのベストがおすすめです。フリースはある程度の保温性があり、透湿性もあり、ストップアンドゴーを繰り返す雪山の登攀にもっとも適しています。さらにベストはコア温度を保温し、暑くなりがちな手からワキにフリースがないので動きやすく、場所も取らないので雪山装備の最後にたどり着く装備の一つです。フリースのベストは雪山で使うたびに欠かせない装備の一つとなるでしょう。

■ ベースレイヤー(Base layer)

 雪山は運動強度と外気温が状況・行動によって様々に変化します。半袖1枚で行動する場合もあれば、5枚重ね着しても寒い場合があります。状況に合わせて適切なレイヤリングを実践しましょう。ベースレイヤーに求められる機能として、発散性(速乾性)、吸湿性、肌ざわり、なめらかさがあります。

分類

 素材から(1)化学繊維と(2)ウールに分かれます。(1)は吸水性、発散性が高く、保管・管理も比較的簡単なので登山のベースレイヤーの1枚目におすすめです。(2)は濡れても保温性が高く維持されます。においも付きにくく、長期山行に選択するクライマーは多い。

選択のポイント

 (1)ベースレイヤーの1枚目は保管・管理が比較的簡単な化学繊維のモデルを選択しましょう。
 (2)肌に直接触れるベースレイヤーは汗を吸水し発散することが重要なのでしっかりフィットするサイズを選びましょう。肩の大きさとウェストの大きさを身体にあてて確認します。着て確認するのがもっとも良いですね。
 (3)長そで、サムホール、プルジップ付が様々な環境で利用可能なのでおすすめです。

■ バラクラバ(目出帽)

分類

 バラクラバは、(1)ウィンドストッパーを使った防風性のあるもの、(2)フリース素材(起毛あり/なし)のもの、(3)薄手のものがあります。薄手のバラクラバは、非常時、就寝時と考え、前者2つから選択しましょう。

選択のポイント

 (1)初めて購入する際は、フリース生地の比較的安価なものでも問題ありません。

■ 手袋(グローブ)

 手袋は雪山装備の中でも最も重要です。凍傷になりやすい手を保温します。保温性を高めるためには、手袋の外皮と手の間に多くの空気の層を含めることができる比較的大きいサイズを選ぶと暖かくしやすいですが、ピッケル、アイゼン、ロープ等の操作性は悪くなります。逆にフィットしたサイズを選ぶと様々な運動をしやすいですが、外気と手が近づき、風が強いときは寒く感じるでしょう。

分類

 素材から防水透湿素材、防水素材、フリース・化繊、羽毛(ダウン)、ウールに分類されます。役割からインナーグロープ、アウターグローグ、オーバーグローブ、ウィンドストッパーに分類されます。インナーグローブは保温性、吸水性のあるフリース、アウターグローブは保温性、撥水性(防水性)のあるフリースもしくはシェル、アウターグローブは防風性、撥水性(防水性)のあるシェルが多いです。ウィンドストッパーは防風性を重視した薄手の緊急用のものが多いです。

選択のポイント

 (1)目的に応じて大きさを選ぶ:クライミングやロープを使う場合は、比較的フィットするサイズを選択する。ただし、グローブと手の間にデッドエア(空気層)が少ないので、保温性は低くなります。
 (2)雪山では最低限3種類は必要:インナーグローブ、アウターグローブ、オーバーグローブを持ちましょう。風で飛ばされたりすることを考えて、アウターグローブとオーバーグローブの2種類を持つのが一般的です。さらに、高い運動中の時に薄手のグローブがあれば完璧ですね。
 (3)アウターグローブはウールのグローブか保温性・防風性のあるグローブのどちらかを選択します。ウールのグローブは風を通しやすいですが保温性は高く、濡れにも強いのでおすすめですが、値段が高くメンテナンスが必要です。保温性・防風性のあるグローブは、主にソフトシェルの素材が多く、防水ではなく撥水加工がしてあるものが多い。
 (4)オーバーグローブは雪山用で防水性があればどんなものでも良い。オーバーグルーブはその機能性や耐久性から非常に高額なものがありますが、初めて購入するものは、インナーグローブをしたままオーバーグローブを装着できる大きさであれば、シンプルなものでも良い。

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↑アウターグローブに保温性・防風性のあるグローブを選択した例。

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↑アウターグローブにウールのグローブを選択した例。

■ クランポン(アイゼン)

分類

 素材から、(1)クロモリブデン、(2)ステンレス、(3)アルミに分かれます。(1)は信頼性が高く頑丈です。(2)は錆びにくい。最近モデルが増えています。(3)は軽量ですが、摩耗に弱くバックカントリーの非常用として携行されることが多い。(※チタンのアイゼンもMIZOから販売されていますが、軽量ですが非常に高額です。)
 前爪の形状から横爪(平爪)と縦爪に分かれます。横爪は雪面を大きくとらえることができるので安定し、雪に埋もれにくい特徴があります。縦爪は雪や氷に刺さりやすいため、アイスクライミングで使われますが、氷との設置面積が少なく不安定なので、初心者には向きません。

選択のポイント

 雪山の装備・登攀具の重要なギアですが、あまり選択肢はありません。ブラックダイヤモンド(BD)、グリベル、ペツル シャルレのいずれかのメーカーから、ウェア等の色に合わせて気に入ったものを選びましょう。
 (1)アンチスノープレート(スノーシャット)の付属しているモデルを選びます。
 (2)1本目は横爪(平爪)が望ましい。ペツルのサルケンのように縦爪・平爪タイプもあります。
 (3)自分のブーツに合わせ、靴底とアイゼンの密着するポイント(接地面)が多いほど安定します。靴底がフラットではないタイプ(特にセミワンタッチタイプ)のブーツはアイゼンの選択が難しいので、十分確認しましょう。
 (4)安定性と確実性の観点からワンタッチアイゼンが望ましい。一度大きさを決めると、毎回同じように装着できるので、経験の差による装着のミス等が起きにくいです。
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ボルダリング(インドア)とは?

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基本的な動作



■ スタートのホールドとゴールのホールド

 スタートホールドには「S」、ゴールホールドには「G」とテープ等で記載されています。このスタートホールドを両手で持ってスタートして、ゴールホールドを両手でつかんで安定したらそのルートを登ったことになります。

■ ボルダリングの流れ

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 (1)(2)スタートホールドを両手でつかみ、安定した状態でスタートします。(3)左手のみ1手目のホールドに移動させます。この時、右手・右足・左足を同時に動かさないことがポイントです。これを三点支持の動作と言います。(4)右足のみを動かします。(5)〜(11)両手・両足を1つずつ動かして、ゴールに近づきます。(12)ゴールホールドを両手でつかんだら、このルートは終わりです。ゴールから降りるときは、何をつかんでも、何に足を置いても良いので、できるだけ安全におります。途中で、ジャンプしてマットに降りても問題ありませんが、あまり高いところからジャンプすると思わぬ怪我(足首をひねったり、転んだり)をするので注意が必要です。

ホールドの形状と持ち方

(1)ガバ

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 ホールドの形状:ガバ、ジャグ
 持ち方:ガバ持ち、ジャグ持ち
 説明:‖腓くくぼみができており、持ちやすくひっかけやすい形状です。◆Ν手のひら全体でつかみ、ひっかけるようにしてガバっと持ちます。つかみ易いので力を入れやすく、最も安定したホールドです。
 注意点:必要以上に力を入れるので手が疲れやすいので、両手で持ち替えてレストしたり、ルートファインディングのポイントとして使いましょう。インドアクライミングのスタートとゴールのホールドに設定されていることが多いです。

(2)カチ

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 ホールドの形状:カチ
 持ち方の名称:カチ持ち、クリンプ、アーケ
 説明: ̄凸が小さく・ホールドが小さい場合、手のひら全体を使ってつかむことができないので、指を丸めて引っかけます。∋悗魍くと力が拡散して力をかけにくいので、指を閉じて持ちます。ぁΝイ気蕕縫曄璽襯匹小さかったり、もっと力をかける場合は、四指を立てて親指を人差し指の上にのせます。
 注意点:小さいホールドに力を入れすぎると手の関節を痛めたり、すっぽ抜けたときに思わぬ落ち方をするので要注意。

ボルダリングをする際のマナー

ボルダリングをする際には、知っておきたい「マナー」がいくつかあります。それぞれのボルダリングジムで共通的なマナーがあり、下記にて、そのマナーについてご紹介しますので、ボルダリング初心者という方はぜひ参考にしてみてください。

■ 登りだす前に周りを確認しよう!

登りだす前に、まず自分が登るルートの周りに人がいないか確認しましょう。仮に、自分が登るルート近くに人がいれば、ぶつかってしまうことが考えられます。それが原因でお互いに転倒し、怪我に繋がってしまう可能性もあるのです。また、先に登っている人の妨げになってしまえば、トラブルに発展することもありますので、登りだす前にしっかりと周りを確認することをおすすめします。

■ 登っている人の真下には入らない!

ボルダリングのマナーとして、登っている人の真下に入らないことが挙げられます。登っている人が落ちないという保証はどこにもないですし、仮に落ちたとしたら、お互いに怪我をしてしまう恐れがあります。
また、上に人がいればチョークの粉が目に入り、それが原因で手を滑らせて落ちてしまうことも考えられます。そのため、登っている人がいれば絶対に真下には入らず、安全な場所で待機しておくことを心がけましょう。特に連れて行くお子様にはご注意を。マットの上で遊んでいるお子様の上から人が落ちてくる可能性があることもお忘れなく。

■ 周囲を常に確認!

そして、ボルダリングをする際には周囲を常に確認することが大切です。壁同士が向かい合ってある場所では、後ろの面から登っている人が上から落ちてくることもあります。そうした場合、登っている人の近くに人がいたら「危ないよ」と一声かけてあげましょう。そのような心遣いが、安全にボルダリングを楽しむための「マナー」となります。周囲の確認は常に行い、危険な状況を生み出さないよう配慮しましょう。
また、仲間と一緒に行動していると、つい壁の前でみんなでワイワイ登って1つの壁を占有することがあります。周囲には、その壁を使いたい人が待っていることもありますので、譲り合いの気持ちが大切です。知らない人とも声を掛け合って楽しみましょう。そういった声を掛け合うことによって、ボルダリングジムで知り合う人同士で、ルートやムーブ、ホールドの持ち方について教え合うことも良くあります。

上記のマナーは、ボルダリングをする際に大切なマナーとなりますので、ぜひ覚えておくことをおすすめします。 ラブジアースは、通販にてチョークバックといったボルダリングやクライミングに必要なものを専門に取り扱っております。ボルダリングには、身軽な服装はもちろんのこと、様々な道具や装備の準備も大切です。ボルダリングのアイテムをお探しでしたら、ぜひラブジアースをご活用ください。


ボルダリングが人気の理由

クライミングと呼ばれるスポーツには、岩を登る「ロッククライミング」、氷の壁を登る「アイスクライミング」、沢や滝を登る「シャワークライミング(沢登り)」といった種類があります。最近では街中にインドアのクライミングジムも増えて、都会にいながら人口壁を登る「ボルダリング」が手軽に楽しまれています。

■ 子供や女性にもおすすめです

ボルダリングは腕の筋力で登るのではなく、全身を上手く使って足で登ります。コツさえ掴んでしまえば、鉄棒での懸垂ができなくても登ることができるのです(実話)。壁を登るクライミングと聞いて「握力も筋力もないから無理」、「運動神経がないから難しい」と思われている方も多いかもしれませんが、女性の方でも始めやすいおすすめのスポーツなのです。また、ボルダリングは、筋力や持続力と言った体力(Body)、体の動きやしなやかさと言った技術力(Technique)、自分を超えていくと言った精神力(Mental)がバランス良く求められ、発育途中の子供のにもおすすめです。

■ 楽しみながら運動ができる

ダイエットや健康目的で運動をしても、なかなか続かない方も多いのではないでしょうか。そんな方にもボルダリングはおすすめできます。ボルダリングの全身運動は、多くの女性が悩みを抱える、二の腕やウエスト、ヒップ、ふくらはぎ、体幹を支えるインナーマッスルなどを効率よく動かす・刺激することが可能です。単調な動きではなく、ゲーム感覚で楽しみながら運動ができるので、継続もしやすいのです。全身運動によるバランス感覚や柔軟性も身につきやすいため、様々な効果が得られるでしょう。

■ ボルダリング以外のクライミングへも

ボルダリングで培った体の使い方や、足の運び方を応用して、いずれはフリークライミングや他のクライミングへ挑戦するのも良いかもしれません。
自信を持って自然の山や壁を自分の力だけで登りきる達成感を味わうのに、まずは始めやすいボルダリングから挑戦されるのがおすすめです。

ラブジアースは、通販サイトにてアウトドアウェア、ギアを取り扱うセレクトショップです。カラビナ・ハーネスなどのクライミング用品の販売はもちろん、使用方法や選び方なども紹介しておりますので、ぜひサイト情報もお役立てください。