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インドアクライミングとは

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 クライミングは自然の岩場で行うアクティビティですが、ここ十数年でインドアのクライミングジムが多くできてきました。インドアでのクライミングは、手軽に比較的安全に楽しむことができます。自然の岩場では、クライミングで必要な装備であるクライミングシューズ、ロープ、マット等を自分達で準備しなければなりませんが、インドアのジムではクライミングシューズやロープをレンタルできたり、マットはあらかじめ備え付けられています。
 近年、クライミングやボルダリング人口が増えてきたため、インドアのクライミングジムも急増し、国内では200か所に増えました。
 このページでは、インドアでのクライミングやボルダリングのアクティビティに関しての概要や必要な装備について説明しています。

インドアでのボルダリングとロープクライミング

■ インドアでのボルダリング

 ボルダリング(Bouldering)とは、素手で岩を登るスポーツでで、単にボルダーと呼ぶこともあります。ボルダー(boulder)とは、英語で大きな岩、巨礫を意味し、この名称がボルダリングの語源となっています。ルールや装備がシンプルなので比較的簡単に始めることができ、わかりやすいので、近年人気が高くなっているスポーツです。
 まず、シンプルとは、あまり色々な装備・用具を使わないことが特徴です。最低限、Tシャツ、短パン、クライミングシューズがあれば岩を登ることができます。ただし、これらの3つの装備に加え一般的には、手汗を吸収し滑りにくくするチョーク(白い粉)とそれを入れるチョークバック、手の肌を守ったりコンディションを整えるためのテーピング、岩から落ちたときクッションの代わりになるクラッシュパッド(マット)等を使います。
 次に、わかりやすいということですが、ボルダリングにおいてルートが登れたということは、スタートからゴールに到達できたということです。どうです?とても分かりやすいでしょ。ちょっと詳しく説明すると、岩には様々なでこぼこ、ゆるやかな傾斜だったり垂直だったりする岩の傾斜、持ちやすい突起、ざらざらしたりつるつるしたりする岩質等、様々な特徴があります。ボルダリングの1つのルートは、これらの特徴を生かして、地面から岩のてっぺんまで1本のルートを登ることになります。簡単なルートもあれば、とても難しいルートもあり、同じ岩でもこっち側と反対側では、全然違ったルートが出来上がります。この1つのルートを岩のてっぺんまで登ることができたら、登れた。ということになります。
 近年、インドアのボルダリングジムが多くなってきていることから、さらに手軽に楽しめることができます。多くのボルダリングジムでは、クライミングシューズ、チョークバックがレンタルでき、クラッシュパッドは備え付けてあるのが通常です。なので、着替えにドリンクを持って、仕事帰りにちょっと登って帰る、ということも可能です。

■ インドアでのロープクライミング

 クライミング(climbing)とは、もともと登山の中での岩登りの分野が発達して結果のアクティビティです。登山というと、山頂を目指して登るというイメージがありますが、より困難な岩山では、ロープや様々な道具を駆使して登ることもあります。岩を登るということで、正式にはロッククライミング(Rock climbing)と言います。
 ロッククライミングは、安全に登るために通常はロープを使います。岩や木に支点を取りロープをかけながら登るので、もし滑落した場合でも、その支点にロープが引っ掛かり、下まで滑落しません。
 インドアのクライミングジムでも、このロープを使って上り下りするクライミングを練習することができます。ただし、初心者は必ず経験者もしくはジム所属のインストラクターから、クライミングのルール、危険性及びロープ操作を学んでから、ロープクライミングするようにしましょう。見よう見まねや書籍・Webの知識のみでの操作は、感覚が分からず非常に危険です。
 ロープクライミングの装備は、ボルダリングのそれに加え、ハーネスが必要です。また、必要に応じて、クライミングロープ、確保器、安全環付カラビナも必要になります。

必要な装備

 ボルダリングとロープクライミングでは、共通の装備が多いため、まとめて紹介します。必要な装備は少なく、クライミングシューズ、チョークバック(チョーク含む)と、Tシャツやパンツの動きやすいウェアになります。クライミングシューズやチョークバックは、インドアのクライミングジムでレンタルできる場合がほとんどですので、まずはレンタルで試してみましょう。
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■ ボルダリングやクライミングに適したウェアは?

 動きやすいウェアは、伸縮性のある素材で、汗を吸収しやすい素材(速乾性、吸水性の高いもの)を選択しましょう。Tシャツはコットン(綿)の素材が肌触りが良く、吸水性が良いので、インドアのボルダリングで好まれます。パンツは長ズボンでも半ズボンでも良いです。登っている時に、膝を壁などに打つことがあるので、長ズボンのほうが足を擦りむきにくい(怪我しにくい)のでおすすめです。伸縮性のあるものや、膝や腰に多少空間があるほうが動きやすいので、ちょっと大きめのサイズや、ボルダリング専用のウェアをおすすめします。ジャージでも問題ありませんが、ホールドでこすれると場合によっては高温になって溶ける場合があるので、ご注意を。なお、一般的なジーンズは、汗を吸うとピチピチになり、伸縮性もないのでおすすめできません。
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■ クライミングシューズ

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 クライミングシューズは、まずはお店のレンタルを利用してみましょう。レンタルシューズを利用する際は、薄手のミニソックスを持参しましょう。また、4〜5回レンタルすると自分のシューズがほしくなります。いつもレンタルのシューズを履いているとフィッティング感がシューズによってまちまちなので、自分のシューズを買うことが、上達への近道になります。
 クライミングシューズのブランド、種類は多く、どれを購入したら良いかわかりにくいので、1足目は必ず専門店で試し履きして購入しましょう。1足目を通販で購入することはおすすめできません。クライミングシューズの形状の1つとして、スリッパタイプ、ベルクロタイプ、靴ひもタイプの3つがあります。インドアのクライミングジムでは、イスやカーペット上に座って休むことができ、シューズを簡単に脱ぎ履きできることから、スリッパタイプやベルクロタイプがおすすめです。靴ひもタイプは、より自分の足に合ったフィッティングが得られますが、脱ぎ履きするには、靴ひもを緩めたり締めたりする必要があり、ちょっと大変です。

おすすめクライミングシューズ

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価格: 19,980円(税込)

■ チョークバック・チョーク

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 チョークバックもブランド、種類、カラーリングがたくさんありますが、どれも機能はほぼ同じです。小物入れ、ブラシ入れ等がついているタイプもありますが、形、素材、色で決めちゃいましょう。自分のモチベーションが上がりやすいカラー、ウェアと会いそうな素材等の好みで決めていいでしょう。
 チョークは、初めて購入する際は、チョークボールを購入すると良いでしょう。チョークボールは、網目状の袋に滑り止めのチョークが入っており、チョークバックの中でチョークボールを掴むとチョーク(粉)が手に付着するという仕組みです。

おすすめチョークバック



おすすめチョークボール


■ テーピングテープ

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 指皮保護のため、力を入れやすくするため、クライミングシューズを履きやすくするためにテーピングを使うことがあります。クライミングを始めて数回は不要だと思うので、必要になったら購入しましょう。上述の理由のためには、一般的に非伸縮固定テープを使います。
 テープの幅として、19mm、25mm、38mmの3種類を使うことが多いです。19mmや25mmは指皮保護のために指に巻くために使います。38mmはインドアで使うことはあまりありませんが、アウトドアでのクラッククライミングでジャミング(割れ目に手を挟んで固定すること)で良く使います。手首に4〜5回巻いている人を見かけますが、多くの人は力を入れやすくしています。手首がテーピングで固定されていると、しっかり手に力をかけやすくなります。クライミングシューズを履きやすくするのは、親指や小指、かかと等がシューズにあたって痛い場合に、その当たる部分にテーピングテープを2重、3重にして保護してシューズを履くと、直接足がシューズに当たらず、痛くない場合があります。

■ ブラシ

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 ブラシは、チョークのついたホールドや汚れたホールドをブラッシング(こすって)チョークや汚れを落とすために使います。インドアクライミングにおいても、高難度のルートだと、ちょっとしたチョークの粉を感じると非常に持ちにくくなり、ブラッシングする場合があります。クライミングを始めて数回は不要です。また、インドアクライミングジムには必ず、ブラシが置かれているので、それでブラッシングする人がほとんどです。

山登りとは?

安全に登山を楽しむためのポイント

富士山の世界遺産登録も追い風となって、その人気に拍車がかかるアウトドアスポーツ「登山」。その登山を安全に楽しむためには、心得ておきたい大切なポイントがいくつかあります。

■ 食料・雨具・ヘッドランプを忘れずに!

皆さんもご存知のように、山の天気は非常に変わりやすいです。午前の段階では快晴であっても、午後には厚い雲が空一面を覆うこともあります。つまり、山では臨機応変に状況へ対応することが求められるのです。そのため、しっかりとした準備が必要になります。特に忘れてはならないのが、食料・雨具・ヘッドランプです。 雨が降れば、身体を冷やさないための雨具を使い、周りが暗くなればヘッドランプをつけます。そして、万が一道に迷いビバークすることになれば、飢えを凌ぐための食料が必要になるのです。これらの準備は、決して怠らないようにします。

■ 道に迷ったら戻る!

「道に迷ったら、はっきりと把握できる場所に戻る」。このポイントは、登山において大切なことです。確かに、せっかく来た道を戻るというのは残念に感じてしまいますが、何も確証がないまま先に進んでしまうとより深みにはまるだけになります。それは、遭難へと繋がってしまいかねない選択なのです。山を引き返すというのは、体力的にも辛いものがありますが、道に迷った時にははっきりと把握できる場所まで戻ることを心がけましょう。

■ 山岳保険に入りましょう

安全に楽しむためのポイントとは少々異なりますが、登山を安全に楽しむためにも山岳保険に加入しておくことをおすすめします。上記でも申し上げたように、登山では何が起きるかわかりません。要するに、誰しもが遭難という状況に遭う可能性があるのです。 遭難した場合、捜索や救助にかかる費用というのは莫大な金額になります。山岳保険では、そうした捜索や救助にかかる費用をある程度負担してもらえるため、登山をするのなら山岳保険に加入することを検討しておくと良いでしょう。

これらのポイントは、登山を楽しむ上で欠かせないポイントとなりますので、ぜひ覚えておいてください。 ラブジアースでは、登山やクライミングに必要なギアを販売しております。カラビナやハーネス、バックパックなど、種類豊富にご用意しておりますので、登山やクライミングに充実したギアで望みたいとお考えでしたら、ぜひラブジアースにてお買い求めください。

アイスクライミングとは?

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アイスクライミングとは、どんなスポーツ?

 アイスクライミングは、アルパインクライミング岩稜等をロープ等を使って登ること)の部類に含まれ、凍ったルンゼ(沢)や氷壁・滝をロープを使って登るスポーツです。夏は水がちょろちょろ流れている沢やじゃーじゃー流れている沢が、冬には凍った滝となって沢の真ん中に氷柱が出来上がります。その凍った滝を、アイスアックス(かまみたいなピッケル)とクランポン(登山靴に後付けする金属のつめ)を使って、ロープで確保しながら登るスポーツです。年によって氷結状態が大きく異なりますが、11月下旬〜4月までの期間限定(一部は5月程度まで可能)のスポーツです。
 岩に設置されたアンカー(ボルト)や灌木を支点に岩を登るフリークライミングとは違い、アイススクリューで氷壁に支点構築し登っていきます。アイスアックスやアイゼン等を使う点において、道具に頼らないフリークライミングとは異なります。

基礎情報

■ アイスクライミングに必要な装備やウェアは?

 基本的には雪山装備と同じですが、より軽量化が求められます。アイスアックスで氷壁を登るため、氷が壊れて自分にあたることもあるので、ヘルメット、グローブ、サングラス(もしくはゴーグル)、バラクラバを必ず装着しましょう。割れた氷は鋭利な刃物のように鋭くなることがあり、鼻、耳、顔等にあたって怪我をすることもあります。
アイスクライミングの装備

■ アイスアックスとクランポン(アイゼン)

 アイスクライミングで使うアイスアックス(下記左)は、シャフトがベント(曲がり)し、短い50cm (女性は45cm)程度が使いやすい。最近は、リーシュ(手首につけるバンド)を付けず、より打ち込みやすく動きやすいリーシュレスのアイスアックスが主流になってきています。特にアイスクライミングのリードは、アイススクリューの設置やアイスアックスの持ち替え等、アイスアックスの使う手を限定するリーシュを付けるととても登りにくくなります。
 クランポン(アイゼン)(下記右)は、ワンタッチでブーツに装着でき、前爪が縦爪になっているものが使いやすい。縦爪は氷を壊しにくく、下半身の動きに自由度が出るため、より難しいアイスクライミング向けです。ただし、縦爪は氷との接地面が少ないため安定性が悪く感じます。横爪は氷を壊しやすいですが、設置面積が大きく安定性があり初心者にはおすすめです。
アイスクライミングの装備(アイスアックス) アイスクライミングの装備(アイゼン)

エックスアイスアッズ(X-Ice ADZE) - カシン(CASSIN) エックスドリーム(X-Dream) - カシン(CASSIN) CCクランポンステップイン - カシン(CASSIN)

■ ハーネス

 一般的にアイスクライミングは、ロープを付けて安全を確保しながら登るスポーツなので、ハーネスをはいてロープとハーネスを接続します。フリークライミング用のハーネスで問題ありません。アルパインハーネスでも登ることは可能ですが、ロープにぶら下がった時に、バランスを崩しやすく、レッグループやウェストベルト部分が食い込んでいたい場合があります。
 アイスクリッパーを付属できるモデルがおすすめです。ブラックダイヤモンドやペツルから発売されているアイススクリュー等のアイスツールを簡単にハーネスから着脱できます。特に、アックスやアイススクリューにテンションしないリードクライミングの場合、このアイスクリッパーがないとリードできません。

■ グローブ

 アイスクライミングでアイスアックスの次に重要なアイテムです。保温性とフィット感が高いレベルで求められます。厚手のオーバーグローブでは、アイススクリューの設置、カラビナとの操作、アイスアックスの保持がやりにくいので、薄手にすればするほど操作性は上がりますが、寒くて手がかじかんでアイスアックスを保持できない状態になります。
 私が最も使っているパターンとして、2つを紹介します。(1)てのひらに滑り止めの付いた中厚のフリース生地。(2)保温性のあるソフトシェル素材。この2つは防水性はありません。

基本的な動作

■ アイスクライミングの楽しみ方(正対での登り方)

 正対とは、自分の体が壁に対して真正面に向かって登ることを正対tで登ると言います。もっともベーシックなクライミングムーブですが、壁がかぶってくると両手に力が集中するので、体をひねるカウンターバランス系のムーブが多用されます。
 正対での登り方を説明します。A)両手・両足が安定しているところからスタートします。B)まず右手(片手)を上方に打ち込み安定させます。C)次に同様に左手を打ち込みます。D)右足(片足)をスタンスに蹴りこみます、E)左足を蹴りこんでしっかり両足で立てるようにします、F)両手・両足で立ちこみます。これらの動作で腕を伸ばしてパンプしないようにすることがコツです。
アイスクライミングの登り方

■ アイスアックスの打ち込み方

 氷壁の凹角(へこんだ所)をねらい、まっすぐ後ろに振りかざして氷に打ち込みます。なるべく氷の厚い個所を選び、氷が薄いところや氷柱状になっているところは壊れるばかりなので、避けます。この時、狙った箇所にアイスアックスのピックを打ち込むように練習しましょう。
 あまり前腕に力を入れ過ぎず、手首だけで振らず、脇が開かないようにして肘(ヒジ)を中心として遠心力を使って打ち込みます。アイスアックスを上にあげすぎるとわきが開いて力が入らないので、ひじが軽く曲がっている程度の上方へ打ち込みます。
 傾斜がきつくなってくる(垂直に近くなる)と壁と自分の間に空間ができにくくなるので打ち込みにくくなります。そういった氷壁では、腰を壁に近づけて上半身を反って壁から離し、空間を作ることによって打ち込みやすくなります。また、カウンターバランス(振りのムーブ)系のムーブで二点支持で登るときは身体をひねって登るので、ちょっと外側から内側に向けてアイスアックスを打ち込むような角度になります。フリークライミングと同様ですが、できるだけひじを伸ばしリラックスする体制が力を使いにくいですので、アイスアックスを打ち込み腰を落として足を上げて、身体を引きつけて次のアックスを打つ動作を繰り返します。
 アイスアックスの種類によって、打ち込み方が違います(打ち込むときにスナップをきかす、打ち込んだ後に下に引く、そのまま)。自分のアックスを試してみて、自分のアイスアックスがどうやったらよくささるかを確認しましょう。
アイスアックスの打ち込み方

■ スタンスの置き方(アイゼンの蹴り込み方)

 ひざを支点に凹角に蹴りこみ、前爪と第二爪を利かせます。アイスクライミングは手の力を使いすぎる場合があるので、スタンスがとても重要です。身体を氷壁から離して、しっかり目でスタンス(氷の引っ掛かり、凹角、段差)を見極めて、足を置きましょう。練習と慣れで、何度も氷をけって氷を壊すのではなくて、蹴りこむ場所を見極めて1〜2回程度でスタンスを決めれるようになってきます。
 靴底はほぼ水平か少しかかとを上げる程度で保ちます。初心者に多いのですが、かかとを上げるとふくらはぎの筋力を消耗し、非常に疲れるのでやめましょう。かかとを下げすぎると、クランポンの前爪が外れる方向に滑り落ちます。
スタンスの置き方(アイゼンの蹴り込み方)

■ その他のテクニック

アイスアックスのフッキング、レスト

留意点 安全のために

 アイスクライミングは凍った壁や氷柱を登るため、氷が壊れたり割れたりすることが多々あります。このほかに、アイゼン、アイスアックス、アイススクリュー等鋭利なクライミングギアを使用するので、自分がケガしないことはもちろん、人にけがさせないように気を付けましょう。
 他人が登っているとき、落氷に当たらないようにその真下や周囲3m以内にいないようにしましょう。また、離れている場所で休む場合でも、ヘルメットを付けた状態で休むことをおすすめします。

■ ロッククライミングとのちがい

 アイスクライミングは、ウェア、アウターシェル、グローブ、ブーツ、ヘルメット、アイスアックス等の冬用のウェアを装着し、登るときの総体重が重くなるため、これらの軽量化が重要な鍵になります。また、様々な登攀具(アイスアックス、アイゼン)を使って登るため、これらの器具の使い方を熟知・習得している必要があります。

ステップアップ

 (A)(B)(C)(D)
アイスクライミングの様々なスタイル

■ 自然の滝(氷瀑、氷柱)

 (A)八ヶ岳 南沢小滝:8mくらいの小ぶりな滝です。初心者がアイスクライミングに親しむのにちょうど良いですね。(B)八ヶ岳 広河原沢左俣:大小さまざまな氷瀑が次々と現れ、最後は阿弥陀岳頂上まで突き上げるダイレクトなルートです。日当たりも良く、明るい雰囲気のルートです。(C)日光 雲竜瀑・友知らず右岸:巨大な氷柱やバーチカル、緩傾斜の氷瀑が楽しめます。年によって氷結状況が大きく異なるので、事前に良く確認しましょう。(D)南アルプス 尾白川渓谷:刃渡り沢。比較的傾斜の強く長い氷柱が発達します。(E)八ヶ岳 美濃戸口 角木場の氷柱:美濃戸口駐車場からアプローチ10分程度のところにある至極便利な場所です。トップロープ限定で、比較的難易度の高い氷柱登りが楽しめます。60m以上のロープが必要なので注意しましょう。(F)八ヶ岳 南沢大滝:40m程度の氷瀑はアイスクライミングの登竜門的な存在となっています。
自然の滝(氷瀑、氷柱)

■ アイスクライミングのウェア

1.ソフトシェル:アイスクライミングはアルパインクライミングの中でも比較的アプローチが近いゲレンデが多く、軽量で透湿性のあるソフトシェルが比較的好まれます。
2.ハードシェル:アイスクライミングのマルチピッチや山頂を目指すバリエーション中のアイスクライミングは雪山装備のハードシェルが望ましいです。
3.バラクラバ(目出帽):顔を怪我しないために必ず付けてください。
4.グローブ:保温性よりも操作性が求められます。

■ 留意点

 上記では、ロープワーク、確保方法や支点などのクライミングの基礎的な事項は説明していません。アイスクライミングは危険なスポーツなので、自己責任の範囲で経験豊かな指導者のもと行ってください。

エキスパートアドバイス

登山靴の選び方ザックの選び方カラビナの選び方アルパインハーネスの選び方
悪場での身のこなし方行動食の摂り方登山のためのロープワーク初級雪山登山のリスク
雪山登山とはアイスクライミングとは

雪山登山とは?

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■ 留意点

このページでは、雪山登山の導入概要のみを説明しています。雪山登山は危険なスポーツなので、経験豊かな指導者のもと行ってください。

雪山登山とは

 冬は山をすっぽりと雪が覆います。夏の土や泥っぽい感じや紅葉の落ち葉も山登りの楽しみの一つですが、白く輝く雪の上をサクサク・フワフワ歩く雪山は、非日常感たっぷりの別世界です。水分を多く含んだ夏山とは違い、冬の乾燥した空気は遠くまで景色が見渡せ、夏には見られなかった広大な景色が広がります。
 登山は、普段の生活と全く異なる環境のスポーツです。特に、雪山では、普段の生活では考えられないような状況・天気になることがあります。寒さ、強風、ルートファインディングの難しさ、高い運動量、脱水症状、日焼けなどがもたらす雪山特有のリスクが存在します。また、それが故に、困難な状況下で達成する登山やクライミングは、かえようのない充実感を感じれるはずです。様々な困難と対峙し、乗り越えていく壁は普段の生活では味わえないような充実感と満足感を得られることでしょう。
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(1)雪山装備はとにかく多い・重い:残雪期5月の白馬岳主稜、(2)急雪壁の登攀、1つのミスも許されません:5月の剱岳八つ峰、(3)アイスクライミングの要素も登山に必要になります:1月山梨県小川山、(6)岩場直下でのビヴァーク:5月の鹿島槍ヶ岳東尾根、(7)アンザイレンで同時確保:4月の八ヶ岳赤岳、(8)雪上訓練で雪山に必要な基礎知識〜複合的なチームレスキューを学びます:八ヶ岳山麓、(9)冬型が強まれば5月でもホワイトアウト:5月の鹿島槍ヶ岳、(10)空気が乾燥した冬の景色はきれいです:剱岳から白馬岳を望む。

雪山登山の装備

 代表的な雪山の装備を紹介します。全ての装備の選択のポイントや詳細な説明はこちらのページから。
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(1) アウターシェル(シェルレイヤー)上下

 シェルレイヤーは、外気と直接触れるレイヤーなので、防風性、保温性、透湿性、防水性が求められます。シェルレイヤーのウェアは、アウターシェル、アルパイン・ジャケットととも呼ばれます。アウターの素材、ストレッチ性、防水透湿性素材で分類されます。行動中には、アンダーウェアと共に最も良く使うレイヤーなので、初めて選ぶものから、良いもの(比較的値段が高いもの)を選んで下さい。必ずフード付の物を選びましょう。


エクストリーム バルトロジャケット(EX Baltoro JK) - マムート(mammut) ラズリ(LAZULI) PTX Womens 1X JACKET - サレワ(salewa) クアンタム2ジャケット(QUANTUM 2 JK) - マムート(mammut) クアンタムパンツ(QUANTUM PANT) - マムート(mammut) マサオジャケット(Masao JK) - マムート(mammut)

(2) ハーネス

 雪山登山ではクランポンを装着し、岩場、雪稜、雪壁を登る場合があります、万が一の滑落に備えて、同時行動中の安全確保(アンザイレン)や隔時行動の安全確保(スタカット)のために、個人個人がハーネスを装着する場面が少なくありません。雪山登山のみの使用であれば、軽量で装着しやすいアルパインハーネスでも問題ありません。アルパインハーネスの選択方法はこちらのページを参照してください。ハーネスの選択方法はこちらのページを参照してください。

(3) ピッケル

 ピッケル(アイスアックス)は、簡単なトレッキングやスノーシューハイキング等を除き雪山登山には必須の装備になります。シャフト(持つところ)がストレートのものとベントしたもの(曲がったもの)がありますが、最近はベントしたものが多い。

(4) ストック(トレッキングポール)

 雪の上を歩くと、雪の下に何が埋まっているかわからず、大きな石や大きな穴にふいに乗ってしまうことがあります。そういったときに、バランスを崩しやすいので、ストックがあるとバランスを保ちやすく、体力を温存できます。

(5) ゴーグル(サングラス)

 サングラスは、雪山では必携装備になります。太陽光と雪面からの反射で紫外線はかなり強いです。サングラスが無いと雪目(表層角膜炎)になり、症状がひどいと目を開けることができなくなります。必ず予備を持ちましょう。

(6) グローブ

 手袋は雪山装備の中でも最も重要です。凍傷になりやすい手を保温します。素材から防水透湿素材、防水素材、フリース・化繊、羽毛(ダウン)、ウールに分類されます。役割からインナーグロープ、アウターグローグ、オーバーグローブ、ウィンドストッパーに分類されます。インナーグローブは保温性、吸水性のあるフリース、アウターグローブは保温性、撥水性(防水性)のあるフリースもしくはシェル、アウターグローブは防風性、撥水性(防水性)のあるシェルが多いです。ウィンドストッパーは防風性を重視した薄手の緊急用のものが多いです。


Gホットドライ ( G HOT DRY ) ブラック - カンプ(CAMP) Gホットドライ ( G HOT DRY ) オレンジ - カンプ(CAMP) Gホットドライ ( G HOT DRY ) ブラック - カンプ(CAMP) Gホット ( G HOT ) オレンジ - カンプ(CAMP) G テック ドライ(G TECH DRY) - カンプ(CAMP) G-ライトウィンド(G Lite Wind) - カンプ(CAMP) ウインドミトン(Windmit'N) - カンプ(CAMP) ドライミトン(Drymit’N) - カンプ(CAMP) G COMP WIND - カンプ(CAMP)

(7) 雪山登山靴・クランポン(アイゼン)

 雪山登山靴は、ウィンターブーツ・登山靴とも言います。無雪期の登山靴と比べ保温性向上のためにシンサレートやウールの保温材が入っているために、1足800〜1,200gになります。アウターの素材により(1)皮(レザー)、(2)化学繊維及び(3)プラスチックタイプの3種類に分かれます。(1)は耐久性があり自分の足に慣れてきますが重いです。(2)は軽量、防水性・保温性も高く、剛性もあり近年もっとも使われています。(3)はほぼ完全な防水性と保温性が優れていますが、密閉性が高いため汗でインナーブーツが濡れやすい。
 クランポンは、アイゼンとも呼ばれます。素材から、(1)クロモリブデン、(2)ステンレス、(3)アルミに分かれます。(1)は信頼性が高く頑丈です。(2)は錆びにくい。最近モデルが増えています。(3)は軽量ですが、摩耗に弱くバックカントリーの非常用として携行されることが多い。

■ 雪山の装備一覧

 雪山の装備一覧です。全ての装備の選択のポイントや詳細な説明はこちらのページから。
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■ 雪山装備選択の4つのポイント

 雪山装備は、夏山のそれと比べて、ウェア、シュラフ、防寒着が重たくなり、さらに夏山で持たないようなアイゼン、ピッケル、ゴーグル等の装備が増えます。そのため、雪山装備では、一つ一つの装備をいかに軽量・コンパクトにするかがキーになります。

(A)装備の軽量化:

 軽量化の観点として、(1)重い装備の軽重化と、(2)装備の選択で軽量化といった、2つの観点があります。(1)は重い装備を軽い装備に変えていくという方法で、テント(約1.5kg)、ザック(約1.2kg)、シュラフ及びエアマット(約1.0kg)、ブーツ(約0.9kg)、アウターシェル(上下約0.8kg)程度まで軽量化すると効果がはっきり表れます。(2)は重複する機能を避け、本当に必要かどうかを吟味する方法です。アウターシェルをしっかりした防水性のものを選ぶことによって、レインウェアを兼ねます。防寒着としてのダウンジャケットは、シュラフの保温性を少なくできます。着替えは必要最小限に考えますが、1泊2日以上の山行では、靴下、手袋等は必須です。必要な予備と過剰な予備をしっかり自分で吟味しましょう。

(B)雪山装備の小物の重要性:

 雪山では強風や寒さから身を守るため、サングラス、目出帽、グローブが必須です。これらは、風で飛ばされたり落としたりすると、山行を継続することが困難な場合があるので、必ず替えを持っていきましょう。十分な機能で、自分のサイズに合ったものを選びましょう。特に、グローブは人や山によって使用感、使い方が大きく異なるため、なかなか良いものに出会えないかもしれません。リーダーやショップの店員に聞いてアドバイスを受けましょう。

(C)雪山特有の運動量:

 寒い!!と思った時にこそ、1枚脱いでみましょう。雪山では、重荷、ラッセル、アイゼン歩行等、普段の山登りよりも負荷がかかる運動です。歩き始めて5分も経てばすぐ汗をかくでしょう。雪山の最も怖いリスクは、汗や雨(雪)による、衣類の濡れです。ウェアが濡れることによって、放散の際に体温を奪い、強い風に吹かれると致命的です。

(D)雪崩対応の3種の神器:

 ビーコン、プローブ(ゾンデ)、シャベルです。バリエーションルートや過去に雪崩が起こっている場所には必携です。入山前にこれら装備品の使い方、留意点、これらの装備品の限界等を練習、体得しておきましょう。
雪山装備

雪山登山の8つの基礎知識

(A)雪山の歩行技術:

 雪山は、雪の上を歩く事が多いため、雪上歩行の技術が欠かせません。歩行技術の他に、アイゼンワーク、ピッケルワーク等の技術習得の他に、滑落停止訓練、ロープワーク、紫外線対策等様々なリスクに対して、知識や適切な対応が必要になります。また、ウェアも運動量と外気温、天気によって適切なレイヤードと温度調整が求められます。

(B)休憩時の留意点:

 大休憩や食事中は、暖かくしてリラックスしましょう。ダウンジャケットやニット帽、簡易ザブトンを活用しましょう。なるべく汗をかかないように運動量や歩行ペースを調整し、休憩時に冷えないように1枚重ね着します。行動時は脱いで、汗をかかないようにします。登山中に休憩する場合には、汗が冷えるのをもっとも注意し、シェルレイヤーやミドルレイヤーをはおり、体が冷えないようにしましょう。冷えると疲労が増して、体力を奪われます。

(C)寝るとき:

 天気のいい夜は放射冷却効果でぐんぐん気温が下がります。4シーズン用のシュラフ、シュラフカバー、エアマットで快適な睡眠をとって、疲れを取りましょう。日本の本州でも気温が-20度以上に下がることは珍しくありません。

(D)積雪:

 2つ玉低気圧や西高東低の冬型の気圧配置によって、一晩に50cm以上の積雪も普通にあります。積雪量が多いと、テントに雪が積もりテントの透湿性や通気性が低下することがあり、夜に定期的に雪かきを強いられることもあります。
雪山登山とは

(E)アイスクライミングの基礎:

 雪山のアルパインクライミングでは、アイスクライミングの技術の習得が必須です。安全な人口壁でギアの使用方法、ロープワーク等を学びましょう。不安定な氷にしっかり立つアイゼンワークを練習することによって、雪山の様々な状況に対応できるようになるでしょう。

(F)アイスクライミング:

 アイスクライミングの基礎を学び、自然の滝(凍った滝)にチャレンジしましょう。これまで味わったことない新しいスポーツへの挑戦です!!垂直の氷を登るには、テクニックやルートファインディングも必要ですが、体力と筋力が必要です。

(G)冬の山小屋はとても快適です:

 寒い冬こそ山小屋を活用しましょう。雪山初心者や悪天候の時の強い味方。乾燥室で濡れた衣類を乾かせるのも◎です。ただし、1泊2日以上の山行の場合は、ビバーク(ツエルトやシュラフカバー)用具を必ず持っていきましょう。逆に、テントは夏山のテント泊よりずっと厳しく、寒さ、風、装備の重さ等の理由により、雪山初心者は山小屋泊することをおすすめします。

(H)信頼できるリーダーと仲間:

 登山仲間と共に安全に、より高みを目指して冬のスポーツを楽しみましょう。仲間と同じ目標を達成した時の喜びや充実感を共有できます。雪山では滑落を抑止するために、仲間同士がロープでつながるアンザイレンして、同時登攀することが多々あります。仲間との信頼関係の上成り立つ技術です。
雪山登山とは

雪山での生活

雪山での生活


■ 雪山のテント生活

 雪上生活では、雪がある状態でのテント設置、テント内での過し方、夏山との違いなどを学びます。4シーズン用のシュラフ、シュラフカバー、エアーマット、ニット帽で暖かい睡眠で疲れをしっかり取りましょう。

(A)テントを設置する場所:

 雪が吹き溜まる場所、雪崩そうな斜面(上部に雪庇)、風の強い稜線等の強風や雪崩のリスクが発生する可能性が高い場所を避け、平らな樹林帯に設置するのがベストです。設置場所を決めたら、全員で協力し雪を踏み固めて整地します。これで寝心地がずいぶん違います。

(B)テント設営の整地:

 テントの大きさより約1.5倍大きく整地し、スノーブロックで周りを風から守ります。

(C)張綱:

 張綱をしっかり張って強風に備えます。枯れ枝、竹ペグ等に綱を巻き付けて雪に埋め、しっかり固定しましょう。支点は、寝る間に使わないピッケルやスコップでも良いです。ただし、埋めすぎると翌朝凍って掘り出すのが非常に大変です。綱の調節は夏山とは逆です。

(D)テントでの休憩:

 テント内での生活は、疲れを癒すために、ダウン、ニット帽、テントシューズ(ゾウ足)を着込み暖かいウェアでリラックスして食事や睡眠をとりましょう。雪山は自分が思っている以上に水分を奪われますので、十分すぎるほど水分を補給しましょう。

(E)雪ベンチ:

 風がなく天気が良ければ野外にテーブルとベンチを雪で作って食事すると、ほんとに美味しいですよ!!

(F)水作り:

 役割分担して効率的に水作りをしましょう。(1)テントの外に置いた雪袋から雪を入れる人、(2)かき混ぜたりコッヘルを持つ溶かす人、(3)水を別容器に入れる人、の3役がいれば効率的に水を作ることができます。水を別容器に入れるのはちょっとした技術が必要なので幅広の口の水筒を持っておくと便利です。
雪山での生活

■ 暖かく寝るコツ

 暖かくして寝るコツは、(A)保温層の充実と(B)冷気の遮断の2つあります。
 (A)は自分が着るもの、シュラフ等の保温する層を充実させます。ベースレイヤー、フリース、ダウンジャケット、バラクラバ、ニット帽、フリースの手袋、ダウンシュラフ、エアマット等、着れるだけ着込めば、暖かくなります。ただし、アウターシェル等のハードシェルやオーバーグローブ等の素材は保温層の充実というより、遮断してしまう場合があり、一般的には保温する層には含めません。
 (B)はとにかく外気をいくつものレイヤーで遮断します。テント、銀マット、ロープ、ザック、ビニール袋、ハードシェル等のレイヤーを増やすことによって、空気の層がたくさんできて冷気を遮断することができます。
雪山で暖かくして寝るコツ


雪山で行動する技術

■ 登山技術

 夏山と共通する技術として、読図、山の登り・下りなどがあります。しかし、雪が積もることによってフィールド自体が変わるので、雪山独自の技術が多くあります。雪面の登り・下り、滑落停止、ピッケル・アイゼンの使用、雪崩対策、濡れ防止・対応等。
(A)雪面の登下降の技術:雪山登山の最も基本的な登山技術である、登下降でのキックステップを確実にマスターしましょう。蹴りの角度、強さ、雪面の硬さ、かかとの使い方、バランスのとり方等を練習しましょう。
(B)アイゼンの選択:Bのアイゼンはバックカントリー用の簡易アイゼンで、雪山には向きません。アイゼンの選択方法として、前爪のタイプが横爪と縦爪があります。横爪は雪への浮力が大きいことから稜線歩きに適し、縦爪はアイスの要素があるルンゼの登攀やアイスクライミングに向いています。靴底に雪が付きにくいため、スノーシャット(アンチスノープレート)がついているアイゼンを選択しましょう。
(C)滑落停止訓練:雪山登山の最も重要な訓練です。この動作ができないと、3,000m級の頂上は目指せません。真剣に取り組みましょう。
(D)弱層の確認:弱層テストは雪崩予測の一つの要素でしかありません。大量の降雪後は、斜面の選択や集団行動に気を付けましょう。
雪山の登山技術についての説明

■ 登攀技術

 登攀技術は無雪期のものとは大きく異なります。グローブをしたままで、各種ロープワーク、岩場の登り、アイスクライミング等、スピーディにこなすには慣れが必要です。
(A)岩場のこなし方:アイゼンでの岩稜帯の登りは、極度の緊張の中で、安全の最優先、確実な技術、ルートファインディング等が高いレベルで要求されます。
(B)アイスクライミングの要素:バリエーションルートに、氷のセクションが出てくることは頻繁にあります。支点構築・回収、ムーブ、登攀具の使い方を練習しておきましょう。
(C)再確認が重要です:冬用グローブ、アイゼン、ハーネス、重荷でのロープワークは、確実に安全な手順で一つ一つの動作を確認します。注意深くしすぎることはないので、確実に。
(D)支点:アイスクライミングでは主に氷に支点を取って登ります(写真は氷柱にスリングをガースヒッチでの支点)。
雪山登攀技術の説明

雪山に向かう準備

■ 体力・トレーニング

 重荷、高負荷な運動量、脱水など、雪山は何と言っても体力が必要です。雪山特有の筋力の補強や心肺系のトレーニングをすることによって、より安全に・余裕をもって行動できるので、普段から心肺系・筋力系のトレーニングを心がけてください。
(A)ラッセルワーク:重荷、深雪でのラッセルは、激しく体力が消耗します。10〜20分間隔で交代しましょう。
(B)ふくらはぎの筋肉:アイゼンを装着してのアイスクライミングや岩稜の登攀はつま先で立ち続けることがあるので、ハムストリングのトレーニングが有効です。
(C)筋力トレーニング:RM(反復可能最大重量)80%で週2回程度が最も効果的です。イベントに合わせて自分のパフォーマンスを最もいい状態に持っていきましょう。
(D)効果的なトレーニング:ランニング、階段の登下降が効果が高いトレーニングです。
登山の効果的なトレーニングについての説明

■ エキスパートアドバイス

登山靴の選び方ザックの選び方カラビナの選び方アルパインハーネスの選び方
悪場での身のこなし方行動食の摂り方登山のためのロープワーク初級雪山登山のリスク
雪山登山とはアイスクライミングとは