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ガスストーブの選択方法

ガスストーブの選択方法

基礎情報

■ About “Gus Stoves”とは

 登山やアウトドアで使う簡易なガスストーブのこと。ヘッドの部分だけをガスヘッド、バーナー、ゴトク(※)ともいう。登山において、料理、水を暖める、衣類・テントの乾燥、暖を取る時に使用する。
 ※正しくは、ゴトクはコッヘルを乗せる台のことをいう。

■ 使用目的・使い方

 ストーブとガスカートリッジ(燃料)を接続し、ライターや自動点火装置で火をつける。この時、ライターに火を点火し、バルブを少し開けて、「シュー」という音と確認しながらストーブに火をつける。一酸化炭素(無味無臭)中毒に注意し、空気を循環させるように気を付ける。テント内や屋内で使用することは基本的には禁止だが、猛吹雪の時に外で料理することは現実的に難しいので、前室で使う等、火気と換気に特に注意する。
 ストーブに火が点火したら、コッヘルや鍋で料理したり水を温めます。暖を取りたいときは、バーナーからコッヘルや鍋をおろして小さめの炎で暖まります。湿った登山靴等を逆さにしてストーブで乾かすこともありますが、近づけすぎると溶けることがあるので、十分注意しましょう。

■ 選択のポイント

 選択のポイントとして、重さ、みため、機能の3つがあります。自分の使うシーンに合わせて、洗濯してみてください。

選択のポイント(1) 重さ

 山岳用の最軽量タイプ(50〜100g)や軽量タイプ(100〜150g)、キャンプ用の200gのものまでさまざまな形状のものがあります。最軽量や軽量タイプは、コッヘルを置いた時の安定感が多少悪いです。火力は、それぞれのタイプであまり変わりません。初めて購入する際は、軽量タイプを選択すると長く使えます。

選択のポイント(2) みため

 最近のストーブは、メーカー間に出力や重さにそれほど差異があるものではなく、店頭で「自分はこれだ!!」と思うもので良いと思います。

選択のポイント(3) 機能

 火力、防風性、高効率で各社に特徴があります。EPIはS.F.P.M.という極細の金属繊維をヘッドに採用し、高い火力・耐久性・耐風性を備えます(REVO-3700)。SOTOは、マイクロレギュレーター機構を採用し、火力が落ちにくく、外気温に左右されにくい(SOD-300)ですね。

■ 使いこなすために

 ガスストーブを使いこなすために様々なノウハウを説明します。

(1) ストーブとガスカートリッジ接続方法

 ヘッドとガスカートリッジの接続部分をね回し、ゴムパッキン部までしっかり接続します。必ずガスカートリッジの接続口を上にしうて接続しましょう。横や下にして接続するととブシュッと音がして液体状のガスが漏れるのでやめましょう。強く締めすぎると、ガスカートリッジの接続部分のバルブがへこみ、ガスが出なくなってしまう場合があるので注意しましょう。ガスカートリッジの蓋は移動中は必ずかぶせるようにしましょう。

(2) メンテナンス・保管

 基本的にはメンテナンスフリーですが、使用後はよく乾かします。汁が吹き零れてゴトクに付着した場合は、濡れた布や歯ブラシ等でこすり落とし、最後に吸水性の良いタオルでふき取る。逆にバーナーヘッドはデリケートな素材が多いのでなるべく触らないように。水洗いはNG。

(3) 用途にあったガスカートリッジの選択

 夏の車内での放置や他の火に近づけるなど40度以上に本体さらさないこと。左からレギュラー(ガス量230g、10度以上)、パワープラス(225g、-15度以上)、エクスペディ ション(190g、-25度前後)。エクスペ ディションは極寒地用に作られ、ガスの内容量が極端に少ないので、日本で使 うことはないだろう。

■ ガスストーブの選択方法 サマリーシート

ガスストーブの説明

■ ガスストーブの比較・おすすめ

ガスストーブの説明

ガスストーブに関するよくある質問

Q1.ガスストーブのおすすめはありますか?また、なぜそれがおすすめなのでしょうか?

A1.ズバリおすすめを教えます。オールラウンドなアウトドアでおすすめできるモデルは、(1)EPI REVO-3700(S-1028)、(2)PRIMUS ウルトラバーナーの2つになります。ガスストーブで最も重要なことはタフ(耐久性・信頼性が高い)であることが求められます。真夏の暑い時期、雨風・霧などの水滴、-25度まで下がる真冬の山岳、これらの悪条件の中でもこの2つのモデルは高いパフォーマンスを発揮します。山岳ガイドとして両モデルを4年以上使用し続けていますが、ほぼメンテナンスフリーで使い続けられます。(1)も(2)も最軽量クラス・最少サイズで簡単に持っていくことができますが、コッヘルを安定してゴトクニ置くには多少慣れが必要です。おそらく、この2つのモデルが登山用のガスバーナーで最も売れているモデルだと想定しています。また、上記以外にも、次の2つのモデルもお勧めです。(3)SOTO マイクロレギュレーターストーブ SOD-300、(4)PRIMUS エクスプレス・スパイダーストーブの2つです。(3)は安定した炎が特徴です。夏〜厳冬期の気温でも、あまり変わらない火力が得られます。軽量コンパクトなので、予備用としても重宝しています。(4)は長期、複数名のパーティーで使用するのに適しています。ガス管との分離型なので、大型のコッヘルでも安定しておくことができます。

Q2.ガスストーブの自動着火装置が壊れたみたいです・・・。こんなに早く壊れるものでしょうか?

A2.使用頻度にもよりますが、毎週登山で使い続けていると、半年もたてば自動着火しなくなります。

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