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雪山登山のリスク

雪山登山のリスク

■ 雪山登山のリスク

 雪山には、登山でのリスクと雪山特有のリスクがあります。安全に雪山登山を楽しむためにこれらのリスクを理解し、事前対策と事後対応を説明します。雪山登山におけるロープワーク、レスキュー、雪崩対策・対応等の知識や訓練は、様々なリスクに対する準備・心構えでしかありません。その時の天候、ルート取り、持っている装備、仲間(経験や技術)、積雪状況、時間的な余裕によって、得た知識が全く役に立たない場合もあります。様々な状況に応じて、適切な対応ができるように、訓練やケーススタディ等を通して、学んでみてください。
 リスクとは、一般的には、「ある行動に伴って(あるいは行動しないことによって)、危険に遭う可能性や損をする可能性を意味する概念」 と理解されています(Wikipedia)。雪山登山のリスクとは、雪山特有の寒さ、風の強さ、荷物の重さ等、様々な要因で、ケガ、低体温症、凍傷、遭難等のリスクが夏山登山のリスクと比べて増加します。

■ リスクの外的要因と内的要因

 雪山登山のリスクには、天気や寒さ等自分の外部の環境が要因となる外的要因と、疲労や体力不足等自分自身に起因する内的要因があります。これら2つの要因の事前対策と事後対応をそれぞれ認識することによって、リスクが起きる前の準備と起きてからの対応の内容と限界を学びましょう。
 様々なリスクに対して、事前(登山と始める前の準備)にできる対策と、事後(登山中、リスクが起きてしまった時)の対応があります。事前対策は、主に、体力をつける、装備を整える、技術・知識を学ぶ、計画を検討する等の対策になります。事後対応は、準備したことを着実に実践すること、レスキュー等の対応することなど、準備がきちんとできていないと、現場で的確な判断をすることは難しいでしょう。
 リスクに対しての事前対策と事後対応をまとめてみました。リスクを最小限にするための一つの例として、お考えください。

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■ 雪山リスクの事前対策・事後対応

 一般的に、様々なリスクに対して、(A)リスクの回避、(B)リスクの移転、(C)リスクの低減、リスクの受容の考え方を持って対応します。これらのリスクの結果として、低体温症、滑落等によるケガ(骨折・打撲・裂傷等)、極度の疲労、最悪の場合は死に至ります。A→B→C→Dの順番に対策を検討します。
 (A)リスクの回避は、頻度も高く影響も高いのでこのリスクが顕在化して影響が大きくならないように回避します。寒さや濡れに対しては、適切なウェアリングで対策・対応しましょう。
 (B)リスクの移転は、一般的に保険に入るといった対応になりますが、雪崩や遭難等のリスクは、経験者や信頼のおけるリーダーと行動を共にするという対策になります。比較的標高が低く、雪崩等の危険性が少ないと思われるルートの場合は、自分の判断で行動、ルート取りを決定できるかもしれませんが、2500mをこえる山岳で初めてチャレンジするような場合は、信頼のおけるリーダーと行動を共にして、これらのリスク対策をしていきます。
 (C)リスクの低減は、頻度は高いのですが影響はあまり大きくないので、ある程度リスクに対して受容して、そのリスクが大きくならないように気を付けます。
 (D)リスクの受容は、雪山においてそのリスクは常に存在しているので、認識をして受け入れる(なにもしない)という対応になります。

内的要因と外的要因の凡例

雪山登山のリスク一覧